最終更新日:2017/12/19

身体を出産前に 何とか戻したい!

出産を終えた骨盤矯正に来院されるママ全員が口にする希望です。

「出産前の体型に早く戻りたい!」

このセリフを口にしない産後のママに出会った事が未だにありませんので、やはりママにとっては切実な願いなのでしょう。実は方法論としてはとても簡単です。ただ「初志貫徹」がとにかく難しい。

そこで今回は産後のママからのリクエストに多い「出産後の体型を戻す方法」について紹介します。

1.個人差に関しては認めてしまおう

妊娠前の体型へ戻る道の難易度は完全に個人差が激しいです。

「Aさんは簡単に痩せたのに、私は中々痩せない。これは遺伝か体質だわ」

というママが非常に多いのですが、体質的なものも勿論あるとは思いますが、そこまでの大差に繋がる体質はそうそうありません。ですので「誤差の範囲」程度の認識でいてください。

基本的に産後にスコンと体重が落ちる人は「体質」というよりも「妊娠するまでスリムだった人」に多いです。あくまで「妊娠」というイベント期間限定で体重が増えていたのでそれが元に戻っただけ。妊娠中の体重がイレギュラーだったというケースです。臨床で見る限り産後にスムーズに体重が戻る人はこのパターンでした。

その一方でこんなママも多いです。

  • 妊娠前は痩せていたのに体重が戻らない
  • 出産後食べていないのに体重が戻らない

多くのママが「私の体質が変わった」「私は痩せにくいから」と嘆かれるのですが、殆どの場合は食生活(間食やつまみ食い含む)を記録してもらうと妊娠をきっかけに一気に摂取量が増え、出産後もそのリズムに変化が見られない、つまりは「出産後も二人分を食べ続けている」ケースに当てはまります。

また「食べる量を調節したのに痩せない」というケースでは赤ちゃんができる前はウォーキングをしていた、ジムに通っていたといった「カロリー消費」のリズムを作っているケースが多いです。

つまり、体重が落ちない理由は必ず何処かに落ちています。

それを何故か多くのママは「体質」「出産後あるある」といった言葉でぼやかしてしまっているのです。わかってはいるものの、、認めたくない!みたいな感じなのかな。

あと、妊娠期間中は身体はかなり特殊な姿勢となりますので本来の二足歩行・直立姿勢とは筋肉の使い方が変わってきます。その為「身体のリハビリ期間」が必要になります。体重を落とせばプロポーションが戻るという訳では無いのです。

出産前の身体・体型に戻りたいというママは「体重を落とせば体型は戻る」と思われている方が多いですが、そうは問屋が卸してくれません。

  • 体重を落とす
  • 筋肉を再調整する

この二つでもって妊娠期間10ヵ月の間に出来上がった「妊娠用の姿勢と筋肉」を「本来の姿勢と筋肉」へと戻していきます。

2.結局はダイエットのお話になる

出産前の体型に戻る為に必要な事は二つあります。

  • 体重を戻す事(無駄な脂肪を取り除く)
  • 筋肉を本来の形に戻していく

結局は「ダイエット」と同じ事になります。何一つ違いがありません。

そうなんです、産後の体型を妊娠前に戻す唯一の方法とは「ダイエット」なのです。

2-1:筋肉を戻す方法はお洒落な方法が沢山ある

  • 〇〇トレーニング
  • 〇〇エクセサイズ
  • 〇〇メソッド

色んな方法の「妊娠前のクビレを取り戻す!」為の取り組みがありますが、これは「筋肉をしっかり使う」という部分を担当する運動です。ですのでどれもが正解です。

ですが、必ずどの方法にしても「適切な食生活の管理」という取り組みがセットになっているはずです。運動は筋肉に刺激を送り鍛えてくれますが、カロリー消費はそれほど大きなものではありません。

筋肉を整えるには運動は最適ですが、体重を落とす為には「カロリー摂取量を制限する」という取り組みが必須となるのです。

2-2:身体はもう「二人分」の食事を求めていない

出産するまではママの口がお腹の赤ちゃんにとっても唯一の栄養補給ルートとなります。その為ママは妊娠期間中は赤ちゃんの分までしっかり食べなくてはいけません。食欲が増えたママはまだ良いですが、味覚障害に邪魔されてしまい食欲がわかなくなったママは苦労したと思います。

そんな苦労も出産するまでです。出産すれば身体はもう二人分の栄養を必要としません。今まで通りの食生活に戻れば良いだけになります。ですが、そこで躓くママが非常に多いのです。

身体は求めていなくても

  • 食生活のリズムが出来上がっているママ
  • 「2人分」を理由に好きなものを食べてきたママ
  • 「2人分」を食べないと満足できないママ

等々、妊娠期間中のリズムからの脱却がうまく図れないケースが出てきます。これが産後の体型が戻らない、むしろ太くなってしまう最大の原因です。

妊娠期間中の生活からうまく離陸する事ができなくなるのです。

3.取り組めば痩せるし、しなければそのままに!

出産後の体型を元に戻す取り組みは「ダイエット」そのものです。

  • 食事制限:摂取カロリーの調整
  • 運動習慣:消費カロリーの調整+筋肉の刺激

この二つでドンドン身体は妊娠前の独身時代に近付いてきます。

ですが、独身と違ってママとなった今は勝手が違ってきます。そこが最大の障壁となります。

  • 新生児相手の子育て
  • 慢性的な寝不足
  • 喋らない赤ちゃんの相手によるストレス
  • 夜の授乳
  • 子供が食べない食事の後処理

子育てが始まると自分の生活リズムが完全に狂いますのでダイエットどころではありません。むしろストレス発散に過食気味に入るママも非常に多いです。産後に体型が戻らないママは妊娠中の生活リズムが出産後も続いていると考えてまず間違いありません。

生活習慣をしっかり戻せれば体型は戻る。

これは遺伝やら体質等の個人差を含めても間違いない方程式です。

産後の体型戻し「専門情報」は見ない方がいい

当院で産後の体型を戻す事に取り組むママにお伝えしている「基本事項」は以下の通りです。

  • 産後ダイエット特集は見ない
  • 産後ママの専門情報は見ない

ママ雑誌や新米ママを対象とした「産後の体型を戻す!」とか「産後のダイエットはこれ!」といった特集が組まれますが、当院では余りおススメしていません。ライターの方は「出産経験者」であり「ダイエット経験者」ではあると思いますが「生理学」に関しては余り深い知識がありません。それは読んでいればすぐにわかります。それを補うために「〇〇産婦人科医師監修」といった形にしていますが恐らく形だけです。それも読んでいればすぐにわかります。余りに情報が大雑把過ぎるのです。

女性は「感覚の生き物」ですから感情を揺さぶる内容にしているのだと思いますが、余りに情報がお粗末です。達成感は生まれても変化が起こる人は全体の1~2割でしょう。産後の体型を戻す為に必要なのは「産後ダイエット」ではなく「ダイエット」の知識です。そして「大きくなった体型を戻す」為に必要なものは産前であろうと妊娠中であろうと産後であろうと変わりありません。

  • 摂取カロリーを減らす
  • 消費カロリーを増やす

たったこれだけです。「基礎代謝を増やす」という謳い文句が溢れていますがあれは気にしないで下さい。基礎代謝を上げるのは至難の業です。そして上がっても劇的には上がりません。私達が考えている以上に筋肉のエネルギー消費量は少ないです。辛い筋トレをするよりもコーヒー一杯を我慢した方が余程効果的なのです。

大切なのは基本を抑えておく事

不安がある時は目の前の情報に踊らされてしまいますが、本当に大切な事は足元に今も昔も変わらずに転がっているのです。

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