【最終更新日:2016/09/13】

免疫学

参考書籍

大前提

  • この大前提の概念が学者さんによって大きく異なっている。つまり「言葉」の定義がまだ定まっていないといえるのかも。
    • 「自分の身体のことを自分は何も知らない」
    • 病とは何か
    • 免疫とは何か
    • 抗原とは何か?
      • 自分ではない存在
        • HLAが異なる存在。
    • 抗体
      • 自分ではない存在を排除する役割を持ったタンパク質。

○破傷風のエピソード

  • 馬の血清を利用していた。
    • 破傷風に対しては機能したが、馬の血液という抗原による合併症が多発した。
    • 腎臓炎、心内膜炎、血管炎など。
    • 臓器移植も同様の問題がある。合併症リスク。

 

○アレルギーの話

  • 自分以外のモノが入ってきた時に、初めてそこからスタートするのが免疫。 P21一部改訂
  • 抗体とは「γグロブリン」
    • グロブリン・アルブミンとは単純タンパクの総称である。
      • 単純タンパクとは他の化合物を生成しないタンパク質。
  • アレルギーを引き起こす抗体は「IgE」である。
    • IgEはIgGの0.0001%の微量でもショック状態を起こす。
  • 一般の抗体は「IgM」「IgG」である。

 

○B細胞とT細胞

  • B細胞とは「Bone marrow」つまり骨髄から生まれる免疫細胞(リンパ球)
  • 免疫反応に胸腺は必須である。
    • 胸腺を摘出すると、白血病の罹患率はほぼ0になる。
    • 一方で免疫低下、感染症への抵抗力の著しい低下がみられる。
      • 胸腺のT細胞(リンパ球)はB細胞をサポートする。
        • キラーT細胞 (抗原排除)
        • ヘルパーT細胞 (B細胞のサポート)
        • サプレッサーT細胞 (抑制細胞)
  • T細胞はHLAの感染、変化に反応する。
    • 抗原の侵入自体には無反応で、それはマクロファージが対応する。
    • 抗原が感染・増殖し、HLAと結びついた時点で「HLAの変化」に反応する。
      • 認識は「変化を強制されたHLAを持つ細胞」だが、排除対象は「強制変化させられたHLA」の部分。残りの抗原部分はB細胞によって作成された「抗体」が対応して排除する。

 

○細菌の余談

  • 虫歯のミュータンス菌は歯に定着するにはスクロースが必要となる。
  • 更にはプラークという栄養源も必要となる。

○風邪と免疫。

  • 風邪の引き始めにでる「喉のイガイガ」はインターフェロンの分泌が原因。
    • インターフェロンとはサイトカインの一種である。
    • 感染したウィルスの増殖を止めようとする。
    • 感染細胞内で分泌されだしたインターフェロンに粘膜細胞が反応した炎症反応。
  • 異物の確認から最初に動き出すマクロファージはインターロイキン1(IL-1)を分泌
    • インターロイキン(IL-1)は急性期反応を引き起こす
      • 急性期反応とは感染,外科的損傷,火傷その他が原因で2〜3日程度の期間に起こる特徴的な体の応答。
      • T細胞が活性化される。
        • T細胞の本格的な活動には2~3日かかる。
        • 活性・増殖したT細胞は幹部へ向かう。
          • サイトカイン・ヒスタミンが分泌される。
            • 「くしゃみ」や「だるさ」等の諸症状が出る。
  • IgM→IgGへ切り替わると恒常性確保が加速する。
    • IgMは初期のグロブリンで非常に弱い。
    • IgGは後期のグロブリンで非常に強い。
  • 免疫は「バランス」「恒常性」が肝
    • 常在菌と免疫のバランスが成り立っているところに「ウィルス」がやってくる。
    • ウィルスが常在菌の援軍となり、通常運転の免疫が劣勢になる。→免疫の壁に穴があく。
      • 免疫は新鋭のウィルスを優先する。
      • 空いた穴に常在菌が入り込み増殖を開始する。→感染が成立する。

○免疫の自己認識について

  • MHC:組織適合抗原
  • HLA:ヒト白血球抗原
    • 6種類あり、父と母からそれぞれ引き継ぐ。
    • つまり1個体に12種類ある。

○細胞のアポトーシスについて

  • アポトーシスとは
    • 個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。 【wikipedeiaより】
    • T細胞の90%がアポトーシスにより崩壊する。
      • 理由1:MHCを抗原として認識してしまう
        • 自己を攻撃対象にする。
      • 理由2:化学反応を起こさない細胞ができた。
        • 何もしないので、存在理由のない細胞。
    • 神経細胞もT細胞も「余裕をもって分裂」して、より良い個体を選別している。

 

○免疫寛容

  • 慢性的に抗原接触をしていると抗原に対する抗体反応が弱まる。
    • これを「免疫寛容」という。
  • 免疫寛容が生じる代表的なケース
    • 1.生まれた瞬間 or 生まれる前の経験(母体経由か?)
    • 2.抗原が極めて微量の場合(ワクチンなど予防接種)
    • 3.口から入る場合(消化吸収による不活化?)

 

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