【最終更新日:2019/01/06】

当院で導入されている「日常変化」集

当院の生活改善の一環で「実際に導入された変化」をまとめてみました。

実際にどのような症状に悩む患者様で、それがどの様に変化していったかについては後日まとめていきたいと思います。

【はじめに】 効果に拘らず、変化に拘ろう

腰痛や肩こり、ヘルニアや坐骨神経痛など、様々な症状や疾患でお悩みの方は「効果」と「結果」に執着してしまいます。

「効果」に拘るのは「薬」の弊害です。

  • すぐに処方され
  • すぐに服用して
  • すぐに効果が出る

この一連のプロセスが「健康を害した時の基本」となってしまっているのです。それは「細菌・ウィルス」等による感染症の場合の話です。筋骨格系はそれには当てはまりません。

薬は効果をすぐに出します。一方の生活に投げ込んだ変化は身体に「変化」をもたらします。「変化」はゆっくりゆっくりと染み出すように出てくるものですので「即効性」はありません。ジワリジワリとやってきます。

薬と生活習慣に投げ込む変化は「全く別物」の取り組みだと理解しましょう。

サプリもそうですが「効果が・・・」の話はそもそもズレているのです。薬と比べる意味がない。身体に対する働きかけが根本的に異なっているのですから。

患者様が導入した生活の小さな変化

ここで紹介される「生活に投げ込む変化」は実際に患者様が投げ込んだものであり、実際に変化が現れたものです。

人間の身体は「変化」に対しては「変化」で返してくれます。より確かな効果を得る為にも「生活に根付かせる」事を優先して「できる事」から始めましょう。

ストイックになる必要は全くありません。「できる範囲で取り組み、日常化していく」事が何より大切となります。

運動習慣編(道具無し)

  • 時間がある時は1駅分歩く
  • 時間がある時はバス亭を2~3箇所分歩く
  • エレベーター、エスカレーターを階段にする。
  • いつもの帰り道を少し遠回りにする
  • いつもの帰り道を坂道の多い道に変える
  • 子供の送迎を車から徒歩に変える
  • 寝る前にストレッチをする
  • 万歩計をつけて1日5,000歩を達成する
  • 階段をつま先登りから踵登りに変える
  • 信号待ちや公共交通機関で長息呼吸をする
  • お風呂で足指握手をする
  • 朝のラジオ体操をする
  • 週末は朝の散歩~モーニングを日課にする

運動習慣編(道具の導入)

  • 家にストレッチボードを置いて朝晩乗る
  • 家に健康ぶら下がり器を置いて朝晩ぶら下がる
  • 家にバランスボールを置いて時々乗る
  • 家にピラティスポールを置いて寝る前に寝る
  • 家に青竹踏みを置いて朝晩踏む
  • 家にトランポリンを置いて毎日飛ぶ
  • ノルディックポールを購入してノルディックウォーキングをする
  • 週1~2回程度、ジムで水泳をする

生活習慣編

  • 季節問わず湯船に浸かるようにする
  • 朝起きたらまず朝日を浴びる
  • 夜9時以降はスマホを触らない
  • 入浴後はスマホを触らない
  • 寝室にスマホを持ち込まない
  • 朝起きる前に猫のポーズ(ヨガ)

食習慣編

  • コーヒーを1日3杯までにする
  • 自販機・コンビニはお茶か水にする
  • 毎週1日以上の休肝日を作る
  • 自販機をやめて水筒を持ち歩く
  • 夕食は腹八分に収める
  • 朝<昼<晩の食事バランスを朝<昼>晩にする
  • 夜は炭水化物を控えめにする
  • 夜は脂質を控えめにする
  • 朝食をスムージーに変える
  • 牛乳を低脂肪に変える
  • カロリーメートをやめる
  • 食物繊維スティックを飲み物に入れる
  • 週末断食をする
  • 昼食だけ好きなものを食べる
  • 買う前に原材料を確認する癖をつける
  • サプリを導入する

大事な事は「できる範囲で、生活に溶け込ませる事」に尽きる

こういったリストを出すと「私にはこんなの無理」と拒否反応をしてしまうケースがあります。このリストを完璧にする必要はありません。このリストは「変化が出た実績ある変化の紹介」に過ぎません。

大事なのはこの中で「自分にもできそう」と感じる項目があるかどうかです。

絶対に無理をしない事。小さな一歩の積み重ねが身体を作る

私達人間の身体は食べたもので作られています。つまりは「毎日の食事の積み重ね」が今の私達の身体です。

今日青汁を飲んだから明日健康になる訳ではありません。何週間も何ヵ月もかかってジワジワと血となり肉となっていくものです。

筋骨格系の問題にしてもそうです。目の前の症状は施術でスカッと取れる事も多いですが、そのまま日常に戻れば大体は再発します。原因となる環境が変わってないから当然の事です。

再発予防・再発防止の為には「原因環境に対して小さな変化を投げ込む」事が大切になります。ほんの少しでも構わないので「身体を追い詰めた環境に変化を与える」のです。

環境が変われば身体が受ける影響も変わります。前の環境では首・肩・腰・膝に負担が大きかったかもしれませんが、新たな環境では負担が軽くなる。その積み重ねは結果的に再発予防・再発防止に繋がっていきます。

生活に変化を投げ込むというのは「日常に変化を与える」という事であり、自分自身の身体を日常から変えていくという事です。

無理して導入する変化は「非日常」です。大切なのは「日常の変化」なので絶対に無理をせず、小さな一歩を積み上げていくようにしましょう。

ここで「頑張り過ぎ」た結果「沢山の事に取り組んだのに再発をした」という最悪のパターンを迎える患者様も少なくありません。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

これにならないように注意してください。

相談したい場合はいつでもお気軽に

自分でできる場合は自分で取り組むのが経済的ですが、やはり効率的なプログラム化をするのは専門家の力を借りた方が圧倒的に早いです。

「学びながら取り組みたい」という場合はお気軽にご相談ください。

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