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吹田市千里丘で椎間板ヘルニアと診断された皆様へ

椎間板ヘルニア。院長も20代半ばで診断を受けた疾患名です。

  1. お尻から膝の裏側がビリビリする
  2. 腰下のビリビリが腰上の動きに連動している
  3. クシャミをすると骨を直接トンカチで叩かれたような響き方をする
  4. 寝返りを打とうとする瞬間に痺れと激痛が響く
  5. 直立姿勢が取れない。特定の角度から痺れが走り出す
  6. 痺れは筋肉のもっと中、線に沿って走るような感じ
  7. 体幹部から抹消に痺れが伸びていく
  8. 二足歩行ができない

挙げればキリが無いような「ありえない症状」が突然やってくる椎間板ヘルニア。

神経痛、椎間板ヘルニア、こういった単語が予め頭の中に入っていないと「原因不明の謎の症状」として更に心を壊しにかかります。

ですが、椎間板ヘルニアであろうと脊柱管狭窄症であろうと、神経痛が起こっている理由をしっかり把握すれば案外対処は簡単です。

何より「こんな地獄があったのか」と思い知るあの神経痛は原因を抑えてしまうと嘘の様に収まります。余りの症状に急いで手術に進む患者様も多いですが、手術は「やれる事」を全てやり切ってからにしてください。

一度メスを入れた身体は「機能」は戻っても「構造」は元には戻らないのです。

目次

  1. 椎間板ヘルニアってそもそも何?
  2. 椎間板ヘルニアは何故起こるの?
  3. 当院の考える椎間板ヘルニア
  4. 対処は腰痛や脊柱管狭窄症と変わらない
  5. 再発防止と予防に必要な事

椎間板ヘルニアってそもそも何?

まずは椎間板ヘルニアについての一般論から説明します。

椎間板ヘルニアとは疾患名として知られていますが、正確に言えば「起こった出来事」を示した言葉です。

「ヘルニア」とは「飛び出した」という事を表す言葉なのですが、椎間板ヘルニアとはその字の通り「椎間板が飛び出した」状態を指します。

難しい事は考えずに「椎間板が飛び出した」と考えてください。それで十分です。

椎間板とは背骨を繋ぐクッション材

椎間板ヘルニアの「ヘルニア」は「飛び出した状態」を指す言葉だと説明しました。

では「椎間板」とは何なのか。そこを簡単に説明していきます。

椎間板とは「背中の骨と骨の間に挟まるクッション材」です。

私達の背骨は24本の小さな「椎骨」と呼ばれる骨が繋がって成り立っていますが、骨と骨が直接接触すると骨は痛んで変形してしまいます。

骨の変形を防ぎ、更には柔軟性を確保する為に柔らかいクッション材が椎骨と椎骨の間には挟まっているのです。

それが椎間板となります。

椎間板は大福餅と同じ二重構造となっている。

クッション材である椎間板は大福餅と同じ構造をしています。

  1. 外側の皮は「繊維輪軟骨」という成分
  2. 内側のあんこは「髄核」という成分

内側の「髄核」はヒアルロン酸のようなゼリー状の液体成分で、外側の「繊維輪軟骨」がその髄核を閉じ込める殻としての役割を持っています。

背骨にかかる負担を「髄核」がブニュっと受け止めてくれます。

私達の背骨には首から腰まで「23個」の大福餅があり、その23個の大福餅がチームを組んで「ブニュっ」と負担を分散して受け入れてくれるから何ともないのです。

椎間板ヘルニアは何故起こるの?

私達の背骨には23個の大福餅があり、連動して衝撃を受け止めてくれています。ならどうしてヘルニアが起こってしまうのか?

それには大きく二つの原因があります

  1. チームの限界を超えるような大き過ぎる負担が一瞬できた
  2. チーム体制が崩壊して負担を分散できなくなった

大き過ぎる負担の代表例は「交通事故」です。その場合は頸椎ヘルニアが多いですが「むち打ち症」の方が発症は多いでしょう。

ヘルニアで多い腰椎ヘルニアの場合は殆どが「チーム体制の崩壊」が原因です。

大まかにいうと以下の流れになります

  1. 背骨の動きが悪くなる。綺麗に動かなくなる
  2. 椎間板のチーム体制が崩れて負担を分散できなくなる
  3. 特定の椎間板に負担が集中する
  4. 本来なら何でもない負担が、一点集中によって過負荷となる
  5. 椎間板がヘルニアを起こす

腰椎ヘルニアは大体がこのパターンです。本来なら何でも無い負荷の為に「え?なんで突然?」と発症した本人が驚く事が多いです。

でもよくよく考えてみると原因となりうる状況は多々あったという。

殆どの方は慢性的な腰痛を抱えていて、だましだまし頑張っていたけど爆発した。というパターンです。

  1. 「まだ大丈夫、まだ大丈夫と思っていたらやってきた」
  2. 「まさかこんな時にこんなことになるとは」

これはヘルニアンあるあるです。

当院の考える椎間板ヘルニア

当院では椎間板ヘルニアは余り難しく考えていません。

何せ院長自身が結構な重症患者だったこともあり、ヘルニアに関する情報と知識、特に患者としての経験値がかなり蓄積されているからです。

ヘルニアを手探りで克服したという経験がそのままノウハウとなっています。

ですので、余り難しくは考えていません。

椎間板ヘルニアは「因果関係」を絞り込むのが大切

椎間板ヘルニアという状態自体は余り気にする必要は無いです。

それよりも気にすべきは「どうしてヘルニアが起こるまでの負担が掛かっているのか」という事。

ヘルニアが起こる場合、必ず「特定の椎間板への負荷の集中」が起こっています。

それが何処の椎間板なのかを把握して対処しない限りは「ヘルニアが起こる過負荷」は常に身体に起こります。

大き過ぎる負荷が起こるというより「大き過ぎる負荷を生み出す構造」が残っているのです。

椎間板を手術した後に症状が戻ってくる、再発をする原因はそこにあると当院は考えています。

ヘルニア部分を処置したとしても、その椎間板に負荷が集中する状態を残している以上は再びヘルニアが起こるリスクが高く、また椎間板の機能障害が亢進して上下の骨に影響が出始めるリスクも残ります。多いのが骨棘の生成などです。

ですので椎間板ヘルニアに対しては「ヘルニア自体」よりも「ヘルニアを起こした構造」の方に当院は注目をします。

ほぼ例外なく「脊椎の固定」が起こっているはずです。

ヘルニア克服は「因果関係の把握」がとても大切だと考えています。

対処は腰痛や脊柱管狭窄症と変わらない

椎間板ヘルニアに対する対処は実は他の腰の疾患・症状と大差ありません。

  1. 因果関係を把握する
  2. 腹圧を回復させる
  3. 脊椎に柔軟性を取り戻す
  4. 身体の使い方を再構築する

全体を大まかに説明するとこの流れです。これは腰に関するケースに共通しています。

結局、疾患や症状は人間が医学によって分類しているものの、身体に起こっている事はそんなに大差は無いという事です。

  1. 脊柱が狭くなるなら脊柱管狭窄症に
  2. ヘルニアが起こっていれば椎間板ヘルニアに
  3. 画像には特に異常はないけど痛みが無るなら腰痛症に

診断名、症状がどんなものだとしても当院はあくまで「基本原則」に則ったアプローチを行います。

人間の身体は本来の動きを取り戻せば、症状が起こる理由が無くなります。

だから「柔軟性を失っている部分」の柔軟性を取り戻して「本来の動き」を取り戻してもらうだけです。

症状はその結果として改善するに過ぎません。

追うべきは症状や診断ではなく「身体の状態」だと当院は考えています。

椎間板ヘルニアの場合は頸椎であれ腰椎であれ「圧力がその1点に集中するから起こる」わけです。

ならば「圧力を分散させてあげる」事によってヘルニアの必然性は失われます。

再発防止と予防に必要な事

椎間板ヘルニアの再発予防、発症予防は基本的に「生活」です。

生活を自分で管理する事によって簡単にヘルニアは防げます。ただその管理が時に難しくなるのが厄介です。

実はヘルニア再発を経験した院長

「ヘルニアなんて難しく考えなくていい」

偉そうにヘルニアについて語っている院長ですが実は30代に入ってすぐ「再発」を経験しました。

情けない限りですが、2回目は流石に冷静に状況を分析でき、回復までは特に困る事もなく対応できました。

再発の原因もはっきりと理解できています。

再発をしてしまった事は一旦棚にあげときましてこれだけは言えます。

経験値があると無いとでは全然違う

これは確かです。というか確かでした。

院長のヘルニア再発についての詳しい話は以下のリンクからどうぞ

>>30代早々でヘルニアを再発させた院長のお話

再発予防も発症予防も「生活」の中に詰まっている。

これはヘルニアを再発したからこそ断言できる事です。怪我の功名としておきましょう。

椎間板ヘルニアは「生活病」と言って問題ないと思います。あるいは一部の職業に関しては「職業病」と言えるでしょう。

結局は「日常生活」の中における「身体の使い方」次第なのです。

椎間板ヘルニアを引き起こす人は交通事故を覗いて殆ど似通った背景を持っています。

  1. 生活の中で同一姿勢を取る時間が長い
  2. 職業上の特徴ある姿勢、動きが避けて通れない

早い話が「身体を偏った使い方をしている」という事です。

幾つか例をあげますと

弱い負荷が継続するケース
  • 子育て中のママ
    • 抱っこした子供が偏った重心点となる
  • CAさん、モデルさん
    • 職業上の綺麗な姿勢は腰への負担が大きい
  • 旅館の仲居さん
    • 着物は歩行機能を強制的に制限する
  • サラリーマン、OLさん
    • 「座る」姿勢は腰に負担
強い負荷が継続するケース
  • 漁師さん
    • 網を引き揚げる作業が単純に高負荷
  • 現場の職人さん
    • 常に重たい資材を持ち運びしている。
    • スピード重視の運び方になってしまう

ついている職業は人それぞれなのですが、身体に掛かる負担の質は基本的には同じなのです。

だから職業がバラバラであっても同じ椎間板ヘルニアという結論に至ってしまうのです。

上記の場合は社会人としての生活環境の中に「ヘルニアを招く要因」が潜んでいるという事です。

仕事の中にヘルニアの要因がある場合の予防法

仕事の中に椎間板ヘルニアを招き入れる要因がある場合、その対処は中々難しいです。

仕事は効率と結果を求められる場所ですので「自分の健康」を優先にできるのは「役員レベル」の人くらいでしょう。

そういった場合は仕事場で何とかしようと思わない事です。

  1. 「仕事中は腰にダメージが集まってくる」
  2. 「仕事が終わってから腰のケアをしてリセットしよう」

この発想の転換で対応してください。

大切なのは「腰に集まった負担・疲れをその日のうちのリセットする事」です。

理想は仕事中の負担を軽減する事ですが、それができないなら次の一手を考える。

選択肢は無数にありますので自分にあった形を模索してください。

そして1番良い方法でなくても「継続性が高い」方法であれば2番でも3番の選択肢でも構いません。

何より重要なのは「日常に溶け込ませる」という事です。

自宅で簡単にできる腰の負担リセット方法

ここでは自宅で簡単にできる腰のリセット方法を紹介します。

  1. ピラティスポール
  2. バランスボール
  3. お風呂
  4. 長息呼吸法
  5. 健康ぶら下がり器
  6. ウォーキング(ノルディック)
  7. 水泳
  8. 軽めのサーキットトレーニング

ピラティスポール

当院としては一番患者様にお勧めしているのがこれです。実は院長も自分の身体のリセットに使っています。

背骨を重力から解放しつつ、肩甲骨を引き剥がす事ができる上に原価が送料込みでも2,000円程度というコスパの高さ。

更には余り場所を取らないのも良いです。

非常に簡単で効果が高いので家族の誰もが使えますから元なんて一瞬で取れてしまいます。

バランスボール

バランスボールも汎用性の高さからいっておススメです。

使い方一つで「ストレッチ」「筋トレ」「軽い運動」まで幅広く対応できます。

ネックは置き場所に困る事と、小さな子供が勝手に遊んでそのままボールに乗り上げてしまう事が起こるという事です。

遊んでいた子供がそのまま顔面強打をするという悲劇が起こる場合があります。

今は「破裂防止」タイプのバランスボールも多いですので買う場合はそちらを選んだ方が無難でしょう。

大人の利用を考えると55~65㎝あたりが良いと思います。値段は送料込みで3,000~4,000円くらいでしょうか。

お風呂

夏だろうと暖かいお風呂でゆっくり温まる事は腰にとってとても優しいケアになります。

お湯に浸かる事で重力から解放されますので重力に抵抗していた椎間板がホッとリラックスできます。

更には暖かいお湯によって筋肉は弛緩し血流も促進されますので腰周辺の組織が活発に栄養補給をする事ができます。

夏場にお風呂というのは中々ハードルが高いかもしれませんが、身体の事を考えるなら本来は地球に住む人全員にしてもらいたいくらいです。

小さなお子さんがいる家庭の場合はゆっくり浸かる事ができませんので、他の手段を考えた方が良いかもしれません。

長息呼吸法

 

健康ぶら下がり器

ウォーキング(ノルディック)

水泳

軽めのサーキットトレーニング

 

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