【最終更新日:2019/01/07】

坐骨神経痛を知ろう

坐骨神経痛は坐骨神経に沿って走る神経痛なら何でも坐骨神経痛です。診断名というより症状名です。

ですので「痛み」「痺れ」「神経痛」と同じ土俵の言葉となります。

つまり坐骨神経痛を患っていても大事なのは「その原因疾患が何か」という事になります。

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症
  • 梨状筋症候群
  • 変形性股関節症

これは全部坐骨神経痛を引き起こす可能性がある診断名です。最近はここに大殿筋周辺の神経が問題となる疾患も加わっています。

名前をド忘れしてしまいました。

とにかく坐骨神経痛はその「原因」となっているものが何かで大きく対処法が変わってきますので必ず「因果関係」を絞り込むことを忘れないようにしてください。

坐骨神経痛をしっかり覚えよう

坐骨神経痛を一般論からまずは覚えていきましょう。

おさらい:坐骨神経痛とは何ぞや?

坐骨神経痛とは何か?

その名前の通りの症状です。

坐骨神経に走る神経痛。すなわち坐骨神経痛。

どうですかこの単純さ。これが坐骨神経痛の正体です。

坐骨神経痛とはそれ以上でもそれ以下でもありません。

また痛みの検査で具体的に「この神経に痛みが走っている」と断言できるものはありません。

基本的には「解剖学的に考えるとこうだろう」という推測がベースです。ですので余り深く考える必要は無いでしょう。

何だか坐骨神経痛ぽい。

そんな軽い認識で良いと思います。

何故なら大切なのはそれが坐骨神経痛かどうかよりも、どういう流れでその神経痛が生じているかの方なのですから。

坐骨神経痛に至る疾患は沢山ある

坐骨神経痛を起こる疾患は色々あります。

  • 梨状筋症候群
  • 変形性股関節症
  • 腰椎すべり症
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎症
  • 椎間板ヘルニア

これらは全て坐骨神経痛を引き起こすリスクがあります。また、日常的な運動不足や歪んだ姿勢なども坐骨神経痛を引き起こすリスクを抱えています。

坐骨神経が圧迫されるなどの刺激を受ける可能性がある疾患や状態は全て坐骨神経痛予備軍ということになります。

坐骨神経とは何ぞや?

坐骨神経痛を引き起こす大本の神経を「坐骨神経」と呼びます。

この坐骨神経とは非常に長く太い神経で腰から下の神経の親分だと考えてください。この坐骨神経から枝分かれをして足の抹消へと神経が伸びていきます。

肩書だけで言うなら凄い神経です。

何せ人体で最長、最大の抹消神経ですから。

足に至る物凄く太くて長い神経なんだと覚えておきましょう。

坐骨神経の特徴を抑える

この人体最大・最長の抹消神経ですが、それなりの特徴があります。

それを理解しておくだけで坐骨神経痛がとても理解しやすくなるので覚えておいてください。

坐骨神経の特徴
  1. 実は「総腓骨神経と脛骨神経」の2本の集合体
  2. 梨状筋の下を通っている
  3. 大殿筋の下を通っている
  4. 膝裏(膝窩)を通っている
  5. 坐骨結節と大転子の間を通る
  6. 膝窩で本来の日本の神経に枝分かれする
  7. 麻痺すると膝関節から下の筋肉が特に影響を受ける

この坐骨神経の持つ特徴を抑えておきましょう。坐骨神経痛を引き起こす疾患等に深くかかわる部位に坐骨神経は接触ないし接近しているのがわかります。

何故、変形性股関節症で坐骨神経痛が起こるのか。それは大転子の変化、負担がその近くを走る坐骨神経にまで影響を及ぼしているからなのです。

坐骨神経痛は因果関係を考えるには良いきっかけになると思います。

坐骨神経が刺激を受けて坐骨神経痛が起こる

以上、坐骨神経の特徴について説明をしてきました。

坐骨神経痛とはこの坐骨神経に何かしらの刺激が加わる事で「痛み」が神経に走ってしまう事で起こります。

神経に炎症反応が起こる場合は「損傷」「圧迫」等が多いです。

ですので自分自身に坐骨神経痛が起こっている場合、坐骨神経に影響を与える何かが身体に起こっているという事ですので、まずはそこから見極めていきましょう。

坐骨神経痛の症状について

次に坐骨神経痛の症状について説明をしていきます。

院長は椎間板ヘルニア時代に猛烈な坐骨神経痛を経験していますので非常に詳しいです。

基本は「ビリビリ」「ピーン」といったツッパリ感

神経痛の特徴は「ピーン」とくるツッパリ感です。

腰痛やギックリ腰等の痛みとはかなり違っており独特の感覚を覚えます。

締め付けられるような感覚ともいえるでしょう。

神経圧迫の度合いで症状は劇的に変化する

これが筋肉等の軟部組織の損傷と全く異なる点です。

筋肉を外傷で痛めた時は基本的に患部は炎症で熱を持ち痛みがズキズキと脈打つように伝わってきます。

神経痛の場合はそれが全くありません。

神経圧迫の程度が一定を超えるまでは症状が全くないのです。

ですが、一定を超えると途端に症状が出てきます。

ON,OFFが極めてはっきりしている

症状が出てきても圧を取り除けばまたピタリと止まります。

これが神経痛の特徴です。

症状の部位はお尻の裏側~膝裏まで

坐骨神経痛の殆どの症状はお尻の裏側~膝裏までの間です。

それ以上先に出てくる可能性もありますが、膝下まで突然伸びてくるというケースは稀です。徐々に伸びていくのでその前に異常に気付く事が多いです。

とにかく、多くの場合は膝裏までの距離です。

院長の場合も激しい症状の割には膝裏から下には伸びませんでした。一番深かったのはハムストリングスの奥です。

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