【最終更新日:2017/08/08】

変形性股関節症は20代からでも始まっている

変形性股関節症は50代60代の疾患だと考えられていますが、それは大きな勘違いです。

変形性股関節症は「20代から始まっている」と考えてください。

変形性股関節症は「関節の変形」が問題であって「症状」は後からついてくるものです。

そして変形を起こすのは「股関節に偏った力が掛かり続ける」為です。

つまりは「歪んだ姿勢」「偏った筋肉を使う生活」がその温床となります。

現代人は就学した時点でその「両方」を簡単に達成できる環境で生きていく事になるのです。

 変形性股関節症の始まりは「関節の可動制限」

変形性股関節症の始まりは「痛み」ではありません。関節の可動制限です。

つまり「股関節が固い」「左右差が大きい」という状態になればもうそれは「変形性股関節症」の第一の兆候だと考えましょう。

股関節が固いのは基本的には運動不足で筋肉に柔軟性が無くなっているという事です。

左右差が大きいという事は使う頻度が違う、重心位置が中央にない為に片方に荷重がかかり、左右のバランスが崩れている状態です。

これは「変形性股関節症」に至る最初の一歩です。

この道を歩き続けているとゴールに「変形性股関節症」の旗が立っています。

「身体が固い」に隠れた関節からのメッセージを受け取ろう

「身体が固い」というのは殆どの場合において運動不足の指標です。

良く出てくるのは「生まれつき固くて」という言葉なのですが、赤ちゃんの時から固い人は恐らく存在しません。

人それぞれの環境の中で徐々に固まり柔軟性を失っていくのです。

関節が柔軟性を失うという事は「関節をしっかり使っていない」という事です。

人間の身体は使えば使うほどに磨かれていきますが、使わなければ使わない程に衰えていきます。

関節に限定的な運動ばかりさせていると、その動きには優秀であってもその他の動きに対しての「対応力」をどんどん失っていくのが人間の身体です。

それが「身体が固くなる」という現象として現れます。

身体が固いという事は、それだけ身体を使っていないという事です。

そしてそれは一部の筋肉を使い、一部の関節の可動域しか使っていないという事です。

更にそれは「特定の箇所に負担を集中させている」という事でもあります。

「身体が固い」という事はどういう事を意味しているのか。それをしっかり理解しておきましょう。

私達が思っている以上に、その意味は深いのです。

変形性股関節症の予防は「小さなケア」の積み重ね

変形性股関節症は「虫歯」と同じです。

突然始まるものではなく、徐々に徐々に進行していきます。

そして「痛み」という症状が出てきた時にはそれなりの進行を迎えている状態である事。

更には一度壊れたものは元に戻らない不可逆的なものであること。

  1. 虫歯の場合はそれが1年~2年のスパンで起こり
  2. 変形性股関節症はそれが10年~20年のスパンで起こる

股関節はとても辛抱強い関節なのですが、それが仇となってしまい、戻れない状況が進んでから「痛み」というわかりやすい症状が出てくるのです。

取り返しのつく段階を過ぎてから意識にのぼるというのはとても厄介です。

そんな状況を防ぐ為にも「関節可動に障害がある」と気付いた段階で毎日の股関節のケアを忘れないようにしてください。

ほんの少しのケアで十分です。ただしそれを日常の一部にしてしまう事。

それで変形性股関節症の発症自体をかなり抑える事ができますし、進行を遅らせる事が可能です。

股関節のケアはとても簡単「動かす」「伸ばす」だけ

変形性股関節症を防ぐ為、進行を遅らせる為の手段はとても簡単です。

  • 股関節をしっかり使ってあげる
  • 股関節をしっかりケアしてあげる

これだけです。

変形性股関節症が起こるのは非常にシンプルな理由です。

  1. 関節をしっかり使っていない
  2. 関節の特定の部分に負担が集中、継続している

つまりは股関節がとても狭い範囲で動き、本来の「あるべき形」で負担を受け止めていない事が原因です。

もっと簡単に言うと「ゆがんだ状態で股関節を使い続ける」事で起こる疾患です。

ですので、股関節が歪まないように毎日しっかり使ってあげて、しっかりケアをしてあげたらOKなのです。

股関節の歪みは「しっかり使わない」「偏った使い方」が原因

股関節が歪む理由は「しっかり使わない」事と「偏った使い方」のコンビネーションです。

  • 偏った使い方:特定の筋肉が緊張し、それ以外は伸ばされている状態。
  • しっかり使わない:股関節の運動が生まれず、周辺組織が衰えていく

言ってしまうと「股関節を粗末に扱う」事が原因となります。

私達の身体は「使う」事を前提に設計された優れた構造物です。その優れた機能を放置してしまうから起こってしまいます。

変形性股関節症は「身体の取り扱い説明書」を無視した使い方をする事で生まれていくものだと覚えておいてください。

腰痛や肩こりといった「現代病」と呼ばれるものは大体がそうです。「身体の取扱説明書」に従わない使い方が原因なのです。

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