【最終更新日:2020/05/05】

【過去記事】院長が感じる坐骨神経痛

坐骨神経痛は臨床上でも最もよく出会う症状と言えるでしょう。目にすることが多いせいか、患者様特有の心の揺れ動きがよくわかる様になりました。

正確に言うと「あの時の自分」と全く同じ道筋を辿っている人が殆どなのです。

認める事ができるまでが長く、その先は早い

坐骨神経痛の症状は基本的に「こんなのは初めてだ」という形で遭遇するケースが多いと思います。10代後半から30代半ば周辺で坐骨神経痛に出会う人は出会うのですが、やはり最初は「受け入れる・認める」という事が中々できません。

当院に相談をされる方も「坐骨神経痛じゃないとは思うんだけど・・・」と前置きをしてから「実はお尻からふくらはぎの裏側がボワァ~ンと力が入らないみたいで・・・」と説明をして下さいます。

本人も「いつもと違う何か」に戸惑っており「ひょっとしたらこれが坐骨神経痛なのか」とわかってはいるんです。

でも「坐骨神経痛ですか?」とは確認を取ってきません。

「痛くは無いんです。ピリピリしてるだけで」といった様に「坐骨神経痛」から自分を遠ざけようとしている意識が伝わってきます。

  1. 自分は坐骨神経痛なんだ
  2. そうか、これが神経痛というものか
  3. 自分は今、神経痛の症状を持っているんだ

この現実を自分で受け入れる事ができたら後は早いです。積極的に施術にも参加されるので回復がとにかく早い。

ですが、この受け入れるまでがとにかく遠い。場合によっては半年以上、1年近く悩み続けるケースもあります。その場合は無理をしない限りは「日にち薬」で自然回復していくケースが殆どです。

坐骨神経痛でも、そうじゃなくてもいいじゃないですか。

当院の坐骨神経痛のスタンスはこの様な感じです。

そもそも診断権がありませんので相談をされても「坐骨神経痛みたいな症状ですね」以上の事もお伝えできない事情もあります。

ですが、それ以上に大切な事は「今、神経痛症状が出ている」という事だと思っているのです。それはどうも坐骨神経痛の様な症状だぞと。

坐骨神経痛であろうとなかろうと、当院がアプローチするのはその神経痛症状です。

  1. お尻がピリピリする
  2. 脛がピリピリしている
  3. 足の甲がピリピリしている
  4. 太腿の裏が何だか変な感じ

患者様が感じているこの「違和感」に対して働きかけますので、それがどのような「診断」を受けたものであっても余り関係が無いのです。

対象はあくまで症状。身体に問いかけ解決策を模索する

患者様の身体に一体何が起こっているのか?

それは問診と触診、筋検査などの流れの中で絞り込んでいきます。頭の中では「坐骨神経痛の可能性が高いかな」と考えながらも違う可能性も模索します。

重要なのは「因果関係を明確にする事」です。

  1. 何処の部位でこの異常が起こされているのか?
  2. それは筋肉に起こっている異常なのか?
  3. 神経に対して何か悪さをしているものがあるのか?
  4. 単純に重心位置のズレなのか

可能性は無数にありますが施術の時間は有限です。なるべく枠内で原因を絞り込み、全て取り切って施術を終える事ができるように最善を尽くします。

取り切れないと判断をしたときは素直にお伝えします。

簡単に原発箇所まで辿れる場合もあれば、要因が複雑に絡み合っている為に枠内で辿り着けない場合も出てきます。

その場合はその旨を当院はお伝えします。まだここが残っているが今回では取り切れそうも無いと。

身体の変化はその時点でも十分に出ていますので、後は患者様の判断となります。

  1. 自宅で課題を設定し、後は自宅で取り除く
  2. 次回の予約を入れて次で取り切る目標とする
  3. 確実に取り切る為に、自宅での宿題も設定しておく

当院ではその場で患者様に選んでいただくという事はしません。暫く様子を見て貰い、その上で次回の予約を入れる場合は電話で予約を入れてもらう流れです。

その場で「次回はどうしましょうか?」と問いかけられると中々断れないのが人だと思います。

当院は施術後の身体と会話をする時間を確保してからの「患者様自身での選択」とさせて頂いています。

ただし、希望される方の場合は帰り際に次回の予約日を伺っています。当院はこちらのケースの方が多いですね。

自分のリズムで通院をされたい方の場合は先に予約日を抑えておかないと都合の良い日時の枠が埋まってしまう事があるのです。

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