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再確認:変形性股関節症の予防策・改善策について

他の変形性股関節症の項目でも何度も出てきている事ですが、ここは何度でも伝えたいポイントとなりますので再確認の意味でもう一度述べます。

予防と改善に必要な事は主に三つ

  • 理解する事
  • 理解した事に働きかける事
  • 続ける事

です。

変形性股関節症とは「環境への適応」が起こった結果である

これは当院の見解ですが、変形性股関節症は「股関節が置かれた環境に適応しようとした」結果起こる現象です。

ですので、変形性股関節症を改善させる為には「関節が置かれている環境」を改善する事がまず必要となります。

既に起こっている変化は戻らない

変形性股関節症は「関節が変形する」疾患です。骨棘ができたり、大腿骨の表現が痛んだりします。

そういった物理的に起こった変化は基本的に戻りません。変形性の関節症は虫歯と同じ不可逆性のものです。

だからこそ「予防」と「早期対策」が必要となるのです。

変形性股関節症をもたらす「変形性を起こす環境」とは何か?

変形性股関節症の原因となる「関節が置かれる環境」とは以下のものです

  1. 重心位置のズレによる片側の関節への負荷の集中
  2. 可動範囲が限定的な運動習慣
  3. 同一姿勢の長時間維持(関節の固定)

これらが変形性股関節症を引き起こします。

平たくいえば「股関節を動かさずに押し付け続けている」状態という訳です。

そして、変形性股関節症を予防・改善する為に必要な事とは「上記の環境」から可能な限り関節を遠ざけるという事なのです。

股関節をなるべくあるべき環境に戻してあげる

変形性股関節症を改善・予防する為に必要な事。それは股関節を本来の有るべき環境へと導いてあげる事です。

そのあるべき環境とは「変形性股関節症が起こる環境」と正反対の環境です。

  1. 重心位置を正常に戻す
  2. 股関節の可動範囲に従った運動習慣
  3. 1日1回でも関節の固定からのリセットをする習慣

これが変形性股関節症を予防し、改善する為に必要となる股関節の環境です。

簡単に言えば「毎日しっかり股関節を動かす環境」を用意するという事ですね。

自分に適したプログラムを作り上げる事

変形性股関節症を予防する、改善する環境づくりは1人1人で全く異なってきます。

それぞれの生活習慣に合わせた形で最適なプログラムを作る必要があるからです。

股関節に限らず関節に関する取り組みは「継続性」が重要となります。継続できなくてはどれだけ優れた方法であっても意味がありません。

実現可能性、継続可能性を最優先にしたプログラムを作る事を優先しましょう。

理解して行動する。そして続ければ結果はついてくる

変形性股関節症は身体の使い方に問題があって起こる疾患です。ですので身体の使い方を変えるだけで十分に変化が生まれます。

後はどこまで日常生活に変化を溶け込ますことができるかが勝負所です。

毎日当たり前の様に取り組める内容にする、形にする。その結果、股関節にとっての新しい環境は変形性股関節症をドンドン遠ざけてくれます。

このサイクルを生み出すことができれば後は他の疾患であっても大丈夫です。何せ取り組む事は同じ事ですから。

当院では個人プログラムの作成をお手伝いしています

当院では自宅で取り組むための「変形性股関節症予防・改善プログラム」の組み立ても承っています。

  1. 自分の股関節の状態を確認する
  2. 重心位置のズレを確認する
  3. 施術で重心位置を正常に戻す
  4. 自宅で取り組む最適なプログラムを作る

ネットや雑誌、TVなどのメディアで紹介される方法に取り組むのも良いですが、基本は「自分の今の状態」を確認する事です。対象となる自分の股関節を理解する事から始まるのです。

  • どの方向に対して運動制限があるのか
  • どの股関節周辺筋が弱っているのか
  • 身体の使い方の癖はどうなっているのか

そういった自分では気付かない「日常の癖」を施術を通して確認しつつ、自分に必要な運動を確認していきます。

関節の状態と身体の状態を確認しながらのプログラム作成は「TVでやっていた」「雑誌に載っていた」方法とは全然異なります。

来院するという1手間が掛かってしまいますが、最後まで元気な脚で生きていく目標の為にも前向きにご検討下さい。

メール相談からも大歓迎です

当院ではメール相談も承っています。

>>メール相談はこちら

  1. こういった事に取り組んでいるが間違っていないだろうか?
  2. こんなことをしてみようと思っているが大丈夫か?
  3. 今の自分の股関節は大丈夫か?

少しでも不安な点があれば身体はすぐに反応します。少しでも心配事があれば脳はストレスを感じて身体を緊張させてしまいます。

そういったストレスは早めに吐き出してしまう事が健康への近道です。

わからない事、知りたい事があった場合は遠慮せずに気軽に問い合わせてください。「知る」「学ぶ」という行為はそれ自体が立派な治療行為といえます。それは院長自身の経験からも断言します。

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