ダムでいうところの放流行為
身体の固定を起こしかかっている部分を修正し、ストレスを受け流せる身体に整備する。
身体に溜まり始めていたストレス(負荷)を解放する。ダムで言うなら貯水率を下げる
人間の身体は本来なら「ストレスを受け流す」事ができる。溜まらない。多少は溜まるが寝る事で受け流される。
常に放流されている状態。
問題が起こると受け流せなくなり「受け止める」様になる。その問題となるのが変位や固定。
関節はしなやかに全体がまとまる事でストレスを受け流している。それが一部固定を起こすことで受け流す力が減少し、固まりつつ関節部位にストレスが受け止められて負荷がどんどんそこに集中する。
そして限界を超えた時に一気に弾ける。これがギックリ腰やヘルニアが起こるきっかけ。ダムでいうところの決壊現象。
ポイントは「受け流す」と「受け止める」
カラダは本来「負担を受け流す」為の機能美が詰まっています。スーパーコンピューターすら遠く及ばない芸術作品です。
ですが、それが正常に機能しなくなると「受け止める」事で何とか耐えようとします。これは身体にとっては異常ではなく「Bプラン」と呼べるでしょう。この当座をしのぐBプランが機能している間に本来の「受け流す機能」を取り戻すことが求められます。
そこで「まだいける」「痛くないし」が登場します。
カラダが求めているのは「可能な限りの機能復帰」ですが、脳が判断したのは「現状でも問題は無し」となります。
これが「歪み」「歪」を身体に生み出す最大の要因でしょう。
カラダが崩れるのはある日突然に感じます。ですが決して「突然」ではありません。ずっと前からカラダは「このままだとマズいかも」と声をあげています。「声が届いていない」だけなのです。