【最終更新日:2017/09/29】

歩行について考える

歩行は両足の活動のみによって決まるのではなく、周りの状況と自分の目的に対する身体全体の表現である。

by 歩行の本。

  • 逸脱運動
  • 回避動作 ← 庇い
  • 機能不足

この三つを見極める。

 

パッセンジャーとロコモーター

腕も歩行の根本的な動きには何も貢献しないが、歩行をサポートする。腕の振りにはいくつかの少ない能動的な部分と受動的な部分がある。しかしながらそれらは、健常歩行パターンにとっては重要なものではない。実験的に腕の振りを制限して歩行のエネルギー消費を計測しても、計測可能な変化は見られなかった。

  • パッセンジャーは全身の質量の約70%を占める。 ロコモーターは30%
  • パッセンジャーの質量の重心(OCG)はT10の前。

股関節と膝関節は靭帯の張力とセグメントの自重のバランスを利用して「受動的な安定を得ている」それは過伸展位で生じる。

適切な重心には足関節の背屈5度が必要=ヒラメ筋の緊張が必要。

人間の身体は受動的な安定を得ている=過伸展による張力が安定を生み出す。

 

関節にかかる3つの力

  • 重力
  • 靭帯の張力
  • 筋力

患者さんには何かしらの「異常」があるから来院する訳で、目的は「異常を取り除く事」であり、逸脱行動を取り締まる事ではない。

患者自身がゴールを定める事

受身では駄目。

 

 

 

 

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