【最終更新日:2016/01/19】

ゆるめる事に凄さに気付いたのは最近

ゆるめる事に凄さに気付いたのは最近

実は、前々から「ゆるめる」という事の大切さには薄々気付いていたものの、それを確かな実感として、確信として掴めたのは実は最近の話です。

意味としての重要性は前から気付いていたものの、「僕なりの感覚」として落とし込めた事がなかったのです。

だから、僕自身が真に「ゆるめる」という言葉を理解し、他人に指導する事はできませんでした。

だから、実際にもしていませんでした。

今は違いますよ!!

僕がこの「ゆるめる」という事を理解できたのは

「自転車のトレーニングロード」

でした。

僕は出勤・帰宅の際に敢えて山越えコースを入れてトレーニングをしています。

お陰で「太腿」の筋肉は半端なく太くなり、スケート選手のように形が変形していました。

それが自慢だった時期もあったのですが、お約束のように「腰痛」がやってくるわけです。

そりゃそうです。

太腿の筋肉だけで運動を実現させようとしていたのですから。

完全にカチカチでした。

でも、ある時何気に思ったのです。

「ゆるめるって事は、坂道でも敢えて力を抜くって事か?」

と。

坂道といえば全身力をしっかりと入れて、ペダルに力が集中するようにする場所だと思っていました。

でも、別にレースでもないし、それに逆らってみようと思ったのです。

「ホンマかいな」と。

「ホンマでした」となりました(笑

信じられませんでした。

でも、肩の力を抜いて、丸めていた腰を少し伸ばして坂道を登る。

恐ろしい程に「楽」なんです。

必死にヒーヒー言っていたかなりの勾配の坂道も、スイ~っと登りきりました。

一回一回のペダリングは決して強くはないのですが、ペースが安定しているのです。

「おわ、これ正にイチローや」

なんて勝手に思ってしまいました。

この「アベレージ型」の筋肉の使い方が「ゆるんだ身体」が実現したものか。

  • イチロー選手はホームランよりも安定したヒットを量産する。
  • 優れた自転車選手は瞬間的な最速よりも、コース問わず安定した速度で大差をつける。
  • アイスホッケー選手も、終始動きに乱れがない選手が偉大だった。(※グレツキーなんて正にそう)

身体のゆるめ方を覚えると、恐ろしく楽です。何よりとても健康になれます。

僕は自転車を通して、それを実感しました。

勿論、人それぞれの確信・実感の仕方がありますので、

自分にとっての実感を持てる方法、やり方を探してみてください。

自分の中にある常識に疑問符を立てて、思い切ってチャレンジしてみてください。

身体の凄さを実感できると思います。

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