【最終更新日:2019/01/06】

2015/4/27/NHK今日の健康:メディカルジャーナル「子どもの投球障害を防げ」

ざっくり言うと

  • 野球少年の肘・肩が大変だ。
  • 成長期の骨には辛い運動ともいえる。
  • でも、一番は無理やりな投球フォームだと思う。

 

野球少年の肘・肩が大変だ!

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野球少年の肘・肩を守るべく、投球制限に関する統一ガイドラインができたそうです。

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投球制限によって肘・肩の使用過多を防ごうというものです。大歓迎だと思います。
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中学生の野球少年は結構、酷い状況です。
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小学生でこの割合ってどうなってるのでしょうか。

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子供の骨と、大人の骨の比較です。子供の骨はまだまだ成長途中なので軟骨がしっかりとあります。

黒く、写っていないところにどっしり軟骨が居座っている感じですね。
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こうしてみると、若い子の骨は本当に脆いです。怖い。捻りとか捻りに弱そう。
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肘の投球障害:内側上顆障害です。

主に牽引される事によって起こる障害です。
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肘の障害:離断性骨軟骨炎です。

こちらは逆に接触する事によって起こる障害です。
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これらの障害を我慢していると

  • 痛みが続き、野球ができなくなる。
  • 関節の動きが制限されて、日常生活に支障が出る。

といった状況になってしまいます。我慢は禁物です。

これは親・指導者が気付いてあげないといけません。
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代表的な治療法は「保存療法」で方法は「投球禁止」というもの。

絶対安静です。これは野球少年には厳しい選択です。
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ただし、安静にしていれば3ヶ月程度で完全復帰できるそうです。
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問題は、離断性骨軟骨炎の場合で、こちらの場合は保存療法の期間が1年と長いです。

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保存療法中の生活も徹底しています。それだけ怖いものだそうです。
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ちなみに、徳島県では「身体所見」「超音波検査」といった野球検診を1年に1回行っているそうです。

ビックリしたのが、1500名の受診で2割が問題ありとの診断が出たそうです。とても多い。

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簡単に肘の状態をチェックする方法です。

掌を上にして、両肘を伸ばしてみてください。
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モニターの画像のように、左右差が出た場合は肘関節に何かしらの異常があるという事になります。

投げ過ぎもあるが、一番の原因が「無理やりフォーム」だと思う。

これは当院の見解なのですが、この野球少年の肘の状況は、「投げ過ぎ」という状況もあるものの、一番の原因は「正しいフォームで投げていない」という事だと思います。

つまり、下半身と上半身が繋がっていない、キネティックチェーンが崩れたフォームで投げている子供が多いという事。

それでは「上半身の力」で無理やり放り投げる、「腕を振り回す」投球が多くなります。※サッカーで言う「膝の筋肉でボールを蹴る」みたいなもの

その投球フォームでは肩や肘が痛むのは必然です。

なので、野球検診による早期発見と同時に、正しい投球フォーム、力の正しい伝え方をしっかりと教える事で、予防を進めるのも大切だと思います。

そこは当院の得意分野です。

 

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