【最終更新日:2016/07/08】

解剖学28 【第8章:神経系】 2.中枢神経系[3]

9.脳脊髄液(CSF)

  • 脳室の脈絡叢から分泌され、各脳室を満たす。
  • 脊髄内の中心管を満たす。
  • くも膜顆粒を通して、硬膜静脈洞へ吸収される。
  • 脳脊髄液は無色透明
  • 常に120-150mlに全量が保たれる。
  • 1日に3~4回入れ替わる。
  • 脳、脊髄を外力から保護し、リンパと同様に栄養を補給し、排出物を運び去る。
  • 頭蓋腔内の出血、炎症などの際、脳脊髄液の内圧に変化が起こる。
    • 腰椎穿刺検査で脊髄液の圧を検査する。

10.脳の血管

  • 人体の中で最も活発な代謝活動を営む器官
  • 重さは体重の2%
  • 全身の酸素消費量の約20%
  • 心拍出量の15%の血流を消費する。
  • 血液供給が僅かでも滞ると、大きな障害が残る。
  • 内頚動脈と椎骨動脈の左右対の4本の動脈が栄養血管

1.内頚動脈

  • 頸動脈管を通って頭蓋腔へ入る。
  • 前大脳動脈/中大脳動脈を出して、脳の前3/4を栄養する。
  • 後交通動脈を出して後大脳動脈とも吻合する。

2.椎骨動脈

  • 頸椎の横突起を上行、大後頭孔から頭蓋腔へ入る。
  • 橋の下面で合して1本の脳底動脈となる。
  • 脳底動脈は左右の後大脳動脈に分かれる。
  • 椎骨動脈は後ろ1/4を栄養する。

3.大脳動脈輪

  • ウィリス動脈輪
  • 大脳動脈輪
  • 前・中・後の各大脳動脈が前・後の交通動脈を介して吻合する。
  • 内頚動脈/脳底動脈

【備考】くも膜下出血

  • 脳の動脈の本幹はくも膜下腔を走る。
  • 出血の際、血液はくも膜下腔へ広がる。

【備考】脳出血

  • 大脳の広い範囲に血流を送るのは「中大脳動脈」
  • 中大脳動脈の更に奥の「レンズ核線条体動脈」が出血・閉塞しやすい。
    • その場合、半身不随の症状が残る。
  • 脳出血の約70%は中大脳動脈・レンズ核線条体動脈からの出血。

 

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