【最終更新日:2016/08/20】
解剖学57 【第10章:運動器系】 5.下肢:下腿の筋
3.下腿の筋(脛骨・腓骨筋群)
- 下腿の筋の構成
- 主に下腿骨(脛骨+腓骨)と一部が大腿骨から起始する。
- 停止は「足」
- 伸筋:足関節の背屈と足指の伸展を担当
- 屈筋:足関節の底屈と足指の屈曲を担当
- 内反:足の内側に停止する屈筋・伸筋が行う。
- 下腿筋の支配神経
- 腓骨筋群:浅腓骨神経
- 伸筋:深腓骨神経
- 屈筋:脛骨神経
1.下腿前面の筋(伸筋群)
1.前脛骨筋
- 足関節の背屈と内反
- 歩行時の筋として非常に重要
- イニシャルスィングの際に足を背屈させる
- 前脛骨筋の麻痺がおこった場合、背屈不全による下垂足が起こる。
- 足先が「ブラーん」とする。
- 下垂足の際は足の代償として膝を高く上げて対応する。
2.長母指伸筋
3.長指伸筋
4.第三腓骨筋
- 欠如の場合もある
- 機能は弱い
- スルーでいい筋肉だと思う。
2.下腿外側面の筋(腓骨筋群)
- 底屈と外反
- 前脛骨筋と拮抗する作用を持つ筋群
- 足首のバランサーとして機能する。
3.下腿後面の筋(屈筋群)
1.下腿三頭筋
- 強大な下腿三頭筋
- 「ふくらはぎ」の筋肉
- アキレス腱を形成する。
- 足関節の底屈を行う
- 尖足(底屈固定)と踵足(背屈固定)
2.足底筋
3.膝窩筋
- 伸展した膝を屈曲する際の「きっかけ」となる内旋筋
- 伸展した膝を屈曲する為には、まず膝の内旋運動が必須になる。
4.後脛骨筋/長指屈筋/長母指屈筋
- 脛骨内果を通り足底へ。
- 縦足弓(アーチ)の内側部を高く保つ。
- 長母指屈筋は母指の屈筋作用を持つ。
- 長指伸筋は第2~5指の屈曲
- 足は