【最終更新日:2016/08/20】

解剖学59 【第10章:運動器系】 5.下肢:下肢の運動

2.下肢の運動

1.股関節の運動

  • ○屈曲
    • 大腿直筋
    • 縫工筋
    • 腸腰筋
  • ○伸展
    • 大殿筋
    • ハムストリングス
  • ○内転
    • 内転筋群
  • ○外転
    • 中・小殿筋
  • ○内旋
    • 中・小殿筋
  • ○外旋
    • 外旋筋群

 

  • 伸展は靭帯による制限を受ける
    • 屈曲より可動域が小さい
  • 内旋専用筋はなく、外旋より弱い

2.膝関節の運動

  • ○屈曲
  • ○伸展
    • 靭帯による制限がある
  • ○屈曲
    • ハムストリングス
    • 腓腹筋
    • 膝窩筋
  • ○伸展
    • 大腿四頭筋
    • 【補助】大腿筋膜張筋と腸脛靭帯
      • 大殿筋の緊張が大腿筋膜張筋と腸脛靭帯に伝わる。
  • ○内旋
    • 半腱様筋
    • 半膜様筋
    • 薄筋
    • 縫工筋
    • 膝窩筋(膝屈曲時のみ)
  • ○外旋
    • 大腿二頭筋
    • 【補助】大腿筋膜張筋(膝屈曲時のみ)
  • 膝屈曲時には膝の靭帯が緩む為、下腿の長軸を軸にした回旋運動が可能になる。
    • 橋爪テクニックの根幹

3.足部の関節運動

  • 下腿筋の運動
    •  背屈・底屈
      • 距腿関節
      • 内果と外果を結んだ線を運動軸にする。
        • 腱が運動軸の線より前なら背屈、後ろなら底屈となる。
    • 内反・外反
      • 足根間関節
      • つま先と踵を結ぶ縦線が運動軸となる。
        • 腱が軸の内側を通ると「内反」で外側を通ると「外反」となる。
    • ○背屈+内反
      • 前脛骨筋
      • 長母指伸筋
    • ○背屈+外反
      • 第三腓骨筋
      • 長指伸筋
    • ○底屈+内反
      • 下腿屈筋の深層筋
        • 長指屈筋
        • 長母指屈筋
        • 後脛骨筋
    • ○底屈+外反
      • 腓骨筋群
    • ○底屈
      • 下腿三頭筋

4.足指の運動

  • 手指と異なり、母子に対立筋が無い。
    • 内転・外転筋はある。
    • 対立筋が無い為に足は物を掴む動作が困難
    • 手指は内転・外転は第3指が中心になる。
    • 足指は内転・外転は第2指が中心になる。

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