【最終更新日:2019/01/07】

院長の独断浮腫み理論

当院が考えている浮腫み理論

当院での浮腫みについての考察を述べます。実際の臨床においては一般論よりも経験上と臨床上から辿り着いたこちらの理論をベースに施術や在宅の対策を組み立てています。

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>>当院での浮腫みに対するアプローチ

浮腫みは「流す」と「溜まる理由探し」が全て。

当院では浮腫みをそこまで難しく考えていません。結局は「溜まる理由と流れない理由がある」から起こる体液貯留だと考えています。

ですので当院で取り組むのは主に3つ。

  • 溜まっている体液を強制的に流して楽にする。
  • 溜まる理由、流れない理由を一緒に洗い出す
  • 家でできる事を提案して様子見をする

病的な浮腫みでない限りはこれで改善していきます。その場だけの症状改善なら「強制的に流す」というだけでも変化は出ます。

ですが、大切なのは「日常的に浮腫みが出てこない」状態に持っていく事です。

だから「その場で浮腫みを改善する」事よりも「浮腫みを起こす原因を探す」事に意識を集中します。

本当に生活に組み込まれている「浮腫み製造プロセス」の恐ろしさ

浮腫みで悩む女性の多くは原因がわからないから来院されます。

ですが、実際に生活の事を聞いていると浮腫みができない方が不思議な状況にある事が多いです。やはり理由があって浮腫みは起こるのだと思います。

  1. 運動不足
  2. 座りっぱなし
  3. 立ちっぱなし
  4. 移動は電動自転車、公共交通機関、車など
  5. 食事は外食、コンビニが多い
  6. 間食を取る
  7. シャワーで済ますことが多い
  8. 寝る前に浮腫みケアをしない

理由1:運動不足

これは殆どの人に該当します。当院では未だかつてスポーツマンで浮腫みに悩むという女性にお目にかかった事がありません。浮腫み対策で歩いているという人ならいます。

基本的に戻りの体液循環は「筋肉を動かす事」で成立します。行きは重力に心臓もあるので端までしっかり届きやすいのですが、戻り道は心臓だけでは辛く、筋肉の力を借りないと中々戻れないのです。

その筋肉の力とはまさに「運動」によって生まれます。

運動は嫌いという女性は多いのですが、運動って実は健康において物凄く大切な基本項目として組み込まれているんですね。だから「しない」という行為は健康に露骨に影響します。

その一つが「むくみ」です。

理由2:座りっぱなし

働く女性に多い理由です。体液循環には筋肉の運動が重要な役割を担っていると説明しましたが、デスクワーク中心の仕事だとその運動が全くなされません。

しかも、椅子に座るという姿勢は股関節と膝関節をしっかり曲げる姿勢となるので、更に血も体液も巡りが悪くなってしまうのです。脚を曲げるという事は血管も折れ曲がるという事です。

ロコモティブシンドロームは正にその代表格ですよね。長時間の固定姿勢、それも座るという姿勢によって血流が阻害され健康被害が起こります。

浮腫みもその一つだと言えるのです。

理由3:立ちっぱなし

店舗スタッフや販売員の方に多いです。聞いてみると本当に1日中立ちっぱなしな上に場合によってはヒール等の踵のある靴を履きっぱなしというケースも。

もう足先からの体液の戻りを阻止しようとしているような状態です。これでは確かに浮腫みが起こりやすいです。かといって仕事だから避けて通る訳にもいかず、多くの方が悩まれています。

この場合は職場の環境を変えるのではなく、ケアの方で如何に受けたダメージを回復させるかが勝負どころになります。

理由4:移動は電動自転車、公共交通機関、車など

これまた増えました。中高生で浮腫みと聞いて「え?」と思いましたが理由は主にこれです。中高年の女性の理由でも多いです。

電動自転車はとにかく「楽」です。ですが足腰は実に遊んでいます。運動ゼロでは無いですけど乗っている人が思っている以上に運動になっていないです。

これを「車よりマシ」「電車よりマシ」と運動として取り組んでいる女性が非常に多い。

「自転車してるのに何で!!」と当院で仰ります。

悲しいかな、そもそも自転車で使う筋肉は太ももの表側の筋肉なので、むくみ解消とはあんまり関係が無いんですね。

理由5:食事は外食、コンビニが多い

これは若い女性に多いです。中高年の女性の場合はスーパーでのちょっとした買いオカズが出てきます。

食べ慣れている人には日常の味となっていますが、スーパーやコンビニのお惣菜は基本的に「塩分超過」ではなく「塩分超超過」くらいの感覚でいた方が正解です。

「ご飯が進む」とは良く聞く話ですが、あれは「ご飯が無いと食べられない辛さ」という事。本来は「ご飯無しで丁度いい」くらいがあるべきオカズの姿です。

食品添加物が気になるという方も多いですが、それよりも何よりも「塩分と脂肪分」を気にしましょう。

特に塩分は浮腫みと直結する要注意成分です。

理由6:間食を取る

男性にはコーヒー、女性には間食。これも立派な浮腫みの原因です。間食は積み重ねが一番怖い。

浮腫み対策、肥満対策としてカロリーを記録するレコーディングに取り組んでいる人がいますが、効果の無い人の場合は大概が「間食は未記入」となっています。

せっかくのレコーディングの効果を壊す「うっかり抜け」は殆どが間食か缶コーヒーです。そして間食で口にするのは大抵「お菓子」なので積み重なる砂糖・脂質・塩分が馬鹿にできません。

理由7:シャワーで済ますことが多い

夏場に多くなるのですが、湯船で浸かる事を省いてシャワーだけで済ます女性が増えています。湯船につかるというのは非常に良い浮腫みケアです。

浮腫みだけでなく全身的な健康効果が期待できますので是非、毎日の身体へのご褒美として湯船でゆっくり温まってください。

ただし、本当に身体のケアをしたい場合はスマホはなるべく持ち込まない様にしましょう。

理由8:寝る前に浮腫みケアをしない

この理由も多いです。日常生活で足にかかる負担を理解しているのに足のケアは余りしていない。していたとしても申し訳程度。

また、本人は頑張っているつもりでも「ちょっと惜しい」内容になっていたり。これはインターネットの功罪だと思います。ネットのそれっぽい情報を信じて取り組んでいるのですが、中身が「・・・・・」なものだったりとかのケースですね。

立ちっぱなし、座りっぱなし、運動不足や食生活。

いずれの場合にしても身体に掛かる負担は思っている以上に大きいです。ですから手足にするケアも思っている以上にしっかりしなくてはいけません。

その認識のギャップは大きな浮腫みの原因となっています。

病気が原因の浮腫みもある。でも生活が原因の方が圧倒的

浮腫みの情報サイトを見ると、必ず出てくるのが「内臓疾患や他の疾患が原因で起こる浮腫み」という話です。

確かに腎機能の低下や肝機能の低下も浮腫みに繋がってきます。ですがそれ以上に現代社会の浮腫みは「生活環境」から起こっているものが余りに多いです。

ですので、病気の心配も大事ですがまずは生活上の浮腫みを引き起こす可能性の高いものから狙い撃ちしていく事が重要だと当院では考えています。

>>続いては当院での浮腫みに対するアプローチ

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