【最終更新日:2019/01/07】

浮腫み(むくみ)についての一般論

浮腫みとは何か

手足~顔がパンパンに張ってしまう浮腫み。この症状に悩む女性は恐らく増えています。これは体液が停滞してしまった為に起こる「体内の水膨れ・水太り」ともいう状態です。

身体の中で日常的に行われている「液体のやり取り」のバランスが崩れてしまって起こる症状です。

浮腫みの原因は複数あるが根本的に起こる現象は1つ

浮腫みを起こす原因は複数存在していますが、それぞれの原因が身体に引き起こす現象は基本的に同じです。

間質液を停滞させる

これに尽きます。要は「何が原因で間質液が停滞しているのか」を突き止めるのが浮腫み対策への第一歩なのです。

浮腫を起こす4つの原因について

  1. 毛細血管壁の損傷
  2. 毛細血管圧の上昇
  3. 血漿膠質浸透圧の低下
  4. リンパ管の通過障害

1.毛細血管壁の損傷

炎症反応によって起こる浮腫に多いタイプです。血管壁が傷つく事によって血管内の体液が必要以上に血管外へと流れ込んでしまい、血管による再吸収とリンパ管の回収量を超えてしまう状態です。

再吸収・回収しきれない体液はそのまま間質に居座り「浮腫み」が生じます。

2.毛細血管圧の上昇

心不全などの時に見られる浮腫です。何かしらの原因でもって毛細血管圧が高まると血管内から血管外へと押し出される血漿量は増大します。

その量が再吸収~リンパ回収の限界を超えた時点で浮腫みとなります。

また、心不全などによる心臓ポンプ機能の低下がみられる状況では心臓の吸引ポンプがうまく働かなくなり

静脈血が戻れず停滞する事によって静脈圧が高まり浮腫みが強く出てきます。

余談ですが、腹水も浮腫みの一種で肝臓周辺の毛細血管圧が高まる事で起こります。

3.血漿膠質浸透圧の低下

腎臓に障害起こった場合に起こりやすい浮腫みの原因です。血中たんぱく質の濃度が低下する事で膠質浸透圧が低下し、間質液の再吸収量が低下します。

その結果、間質に居座った体液がリンパ回収量・血管の再吸収量を超えた時点で浮腫みとなります。

4.リンパ管の通過障害

血管の濾過ー再吸収量のバランスを確認して、最後の微調整を担当しているのがリンパ管です。そのリンパ管の回収機構に何かしらの問題が生じて間質液の停滞が発生してしまうのがリンパ管に問題がある場合の浮腫みです。

乳癌などの手術の際にリンパ節郭清を行うと生じやすくなります。稀に寄生虫によるリンパ管のつまり等もあるようです。

結論:間質液が溜まっているという事。

とにかく浮腫みはパット見てわかる現象が起こっています。指で押したら凹んでそのままになっています。

無駄に体液が溜まっているんですね。

浮腫みは色々な原因が紹介されていますが、とにかく「体液がたまっている」という事だけをしっかり覚えておくと良いと思います。

推して凹みが戻るか戻らないかを確認しておこう

浮腫みは大きく二つに分かれます。それは誰でも確認できますので必ず確認しておきましょう。

  • 圧痕浮腫:押した後放置すると凹みがそのまま
  • 非圧痕浮腫:押した後放置すると凹みが消える

圧痕か、非圧痕かで罹患の可能性が出てくる疾患が変わってきますので要注意です。

>>続いては当院の考える浮腫み理論

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