最終更新日:2018/01/17

健康は今も「半歩先」で貴方を待っています

ある日「その時」を境に多くの患者様が地獄へと落ちる。

  1. 突然の腰痛
  2. 突然の痺れ
  3. 突然の関節痛
  4. 突然の日常の変化

突然やってきた「その時」を境に日常が激変してしまうと人は誰もがパニックに陥ります。

「え?何これ?自分はどうなるの?」

鼓動がどんどん早くなり、状況を理解する事すら困難になり、頭の中にはネガティブな思考が溢れてきます。

  • 不安
  • 焦り
  • 焦燥感
  • 恐怖
  • 困惑

などがそうです。私もヘルニアの神経痛に襲われた瞬間がそうでした。5秒前まで当たり前の様にできていた事が今は全くできなくなる。

冗談ではなく日常生活が一瞬で崩壊しました。

こんな劇的な身体の変化を経験したことなんて無かったですし、何より頭にそんな発想がありませんでした。発想の枠外からの突然の変化。

身体的にも、精神的にもカウンターパンチを食らったようなものです。

あの時は神経痛の痛さ、苦しみよりも、「身体が思うように動かない」「これは回復するのか?」という事への恐怖と不安が唯々渦巻いていました。

私は元患者としての経験、そして臨床家としての経験からその原因と理由を断言できます。

「それは、身体の事を何も知らないから」だと。

人はその身に降りかかって初めて「何も知らない」事に気付くものです。

患者様に伝えたい事。まだまだ沢山あるのですが、これもまたそのうちの一つです。院長がヘルニアを患った時、恥ずかしながら「椎間板ヘルニア」なんて疾患名は知りませんでした。

その時既に20代半ばでしたが、腰回りで出てくる症状や疾患なんて

  1. 腰痛
  2. ギックリ腰
  3. 坐骨神経痛

くらいしか本当に知らなかったのです。「腰椎すべり症」も「脊柱管狭窄症」も全く知りませんでした。「梨状筋症候群」だって知りません。それどころか「神経痛」「痺れ」なんて言葉すら殆ど耳にしたことが無い状況だったのです。

つまり、自分自身がヘルニアを起こした瞬間は「赤ちゃん」レベルの知識だった訳です。

何が何だかさっぱりわからない。

だから怖いし、不安を感じるし、恐怖も感じるのです。

  • 自分の身に何が起こったのかが全くわからない。
  • これはいつまで続くのかすらわからない。
  • 深刻なのか軽症なのかもわからない。

これはもう人里離れた山中にポツンと立っているようなものです。

  • 右も左もわからない。自分の立ち位置がわからない。
  • 何処に行けばいいのかもわからない。
  • 何をすればいいのかわからない。

これで希望や可能性を感じれる人が居たら相当神経が太いと思います。

最初は誰もが近道を探して彷徨うものです。

  • 突然襲い掛かってきた症状
  • 身体の事を何も知らないんだという事実

この二つを自覚した時、どうしようもないくらいの不安を感じると思います。無力・無策の自分を痛感するのです。

でも、そこまで辿り着けたら「底」です。それ以上の下はありません。

  1. 無力で無策なのは「身体の仕組みを何も知らないから」に過ぎません。
  2. 怖くて不安なのは「症状の理解が無い」からに過ぎません。

ならばどうすればいいのか。とても簡単な話なのです。

今から学べばいい。それで暗闇の中に光が差し込みます。前に道が一本開けていくのです。自分の患者経験と臨床経験から言うと、ここに辿り着くまでが長いです。

殆どの人はここで「学ぶ・知る事」よりも即効性のある方法論を求めたり、自分の身体に起こった事を認める事ができなかったり。人それぞれの形でもがき苦しみます。一通り「存在しない近道」を探して探して、最後に気付くのです。

「ああ、やっぱり近道なんて無いんだな」と。

「身体の仕組み」を知れば知るほどに「健康」は引き寄せられます

ここからが本題です。

  1. 「近道なんて存在しない」
  2. 「そんな都合の良い答えは無い」

ここに辿り着けた瞬間から「健康の階段」が上を向き始めます。最短で効率的な答えを求めていた時はひたすらに「下りの階段」を下りていたようなものです。

でも、ここからは違います。

  1. 自分の身体に起こった事を調べて理解する
  2. 自分の身体の今を病院で確かめる
  3. 今の自分にできる事、できない事を把握する。
  4. 自分が何を望んでいるのかを明らかにする。
  5. 自分が選べる「選択肢」が幾つあるのかを調べる。

一つ一つをこなしていくうちに「見えていなかった部分」が見えるようになっていきます。

  1. どうしてこんな状態になったのか?
  2. 今の身体はどんな状態にあるのか?
  3. その状態に対する対処法は何か?
  4. その状態でしてはいけない事は何か?

1つの疑問点が明らかになるほど「しても良い事」「しては駄目な事」が明確になるので不安がなくなります。一方で行動制限ができるので生活の上での窮屈さは感じるかも知れませんが「下手に悪化したりする心配」はなくなります。この安心感はとても心強い武器です。

「今の自分にできる事を理解する」

たったこれだけの事なのですが、それだけでも生活が一気に明るくなります。気持ちが軽くなる事がどれだけ心の健康に寄与するか。それをこの時に初めて学ぶ人も多いと思います。正に院長がそうでした。

そして、心の健康が身体の健康にも大きく影響を与える事を知ると思います。何よりも「身体の事を知る」事によって痛みはあっても生活に幅が生まれる事を知ることは大きいです。

発症当初はあんなに遠くに行ってしまったと思っていた「健康な生活」ですが、実は最初からすぐ傍で待っていてくれた事に気付くと思います。そして、身体の事を学ぶことでその距離がグッと近付いてくるという事も。

健康は常に半歩先で貴方を待っている。

この半歩先という言葉は昔何かの本で拝見した言葉ですが、とても良い言葉だと思います。健康に関しても全く同じです。

大きな病気をしたり、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアのような強烈な症状を伴う疾患を抱えたりすると、健康が手の届かない遠くへ行ってしまった様に感じます。多くの場合、それは間違いなく錯覚です。

健康は常に半歩先で私達を待ってくれています。私達にはそれが見えていないだけなのです。

ヘルニアはパニックになるが、風邪なら誰も動じない。

「当たり前」だと思っていた「健康な状態」が崩れた時、その大きな変化に動じない為には必要なものがあります。

  1. 経験値
  2. 確かな知識と情報

です。医療が完全に専門化された現代社会では、私達がある程度の「経験」として持っているのは「風邪」くらいでしょう。

  1. 「咳が出た」
  2. 「鼻水が出た」
  3. 「身体がだるい」
  4. 「熱が出た」

といった風邪の諸症状が出たとしても、パニックになる人は皆無です。それは「経験と知識」が揃っているからです。しばらく様子を見て、回復しそうもないなら「病院で薬をもらう」という「既に知っている解決策」を取ります。

解決策を知っているから慌てる必要もありません。様子見という自分の判断を下す余裕まであります。これと同じことを「椎間板ヘルニア」や「坐骨神経痛」「脊柱管狭窄症」等でもすればいいだけなのです。

動じる必要が無いくらいに予備知識を得ておく。

罹患した後でも遅くはありません。

当院では施術と同時進行で患者様への情報提供を行いますので「身体を元に戻す」だけでなく「自分の身に降りかかったこと」を理解し、向き合い方を覚えていきましょう。

それが結局、最後の瞬間まで「自分の身体と仲良く過ごす」為の最善策となります。

ご相談はお気軽にどうぞ

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