【最終更新日:2020/05/08】

【過去記事】脊柱管狭窄症の検査について

>>【最新】自分の足でスタスタ歩こう。千里丘で脊柱管狭窄症を克服する

脊柱管狭窄症の検査の紹介

代表的な脊柱管狭窄症の検査について紹介をします。

昔はレントゲン画像による診断が殆どだったのですが、今は技術の進歩により様々な形の診断ツールが病院にも用意されています。

検査は手間が掛かりますが、正確な身体の状態を把握する事がとても重要ですので「えいや!」と踏ん張って確認するようにしましょう。

レントゲン

誰もが知っている代表的な検査です。脊柱管狭窄症の診断も良くレントゲン画像でされていました。

X線は骨しか映らない為に周辺組織の状態がわからず、更には水平面で輪切りにした画像では無く、横からの画像での診断となり実質的に「間欠跛行」「後屈困難」等の症状の確認を持って診断の根拠とされる時代が長かったようです。

MRI

ミエロCTやマルチスライスCTなどが登場するまでは最強の検査機として君臨していた検査機です。ただし閉所恐怖症の人には本当に辛い。※CTも同じですけど。

今はオープンタイプのMRIを導入している病院も多いので、どうしても筒形が苦手という場合は近くのオープン型設置院を探されるのも1つの手です。

検査能力は言わずもがな、レントゲンでは見えない脊髄や神経、筋肉などの軟部組織がしっかり見えるので正確な情報が把握できます。

脊髄造影(ミエログラフィー)

非常に優れた検査である一方、一泊入院が必要な検査

造影剤とレントゲンの組み合わせによる検査法です。

脊柱管検査という点に関してはMRI以上の正確な情報を得られる検査ですが、ただ造影剤の注入等の事前処置がある為に日帰り検査という訳にはいきません。

今はミエロ検査ならミエログラフィーよりミエロCTを選択される方の方が多いかと思います。

ミエロCT

非常に優れた検査である一方、一泊入院が必要な検査

造影剤とCTの組み合わせによる検査法です。

こちらも脊柱管検査に関してはMRIをも超える点が多いとされますが、やはり日帰り検査という訳にはいきません。

また造影剤による副作用か頭痛やアレルギー反応といったリスクもあるので検査法の選択の際には担当医の方とじっくり話し合いましょう。

脊柱管狭窄症の検査はMRIで十分だと思う

ミエログラフィーやミエロCTは余り要らないと思います。MRIと痺れ・疼痛の再現検査で十分に診断が可能ではないかなと。

身体の情報を把握するのは大事ですが、やはり一泊での検査というのは思い切りが必要です。MRIが余り頼りにならないというのならわかりますが、MRI自体がかなり頼りになる検査機器ですので大丈夫です。

それより「信頼できる医師」かどうかが大事

どんな検査をするか、は「MRI」で問題解決だと思います。それよりも圧倒的に大切なのは「どんな人が担当するか」です。

MRI画像から確かな診断ができる医師なのかどうか。脊椎疾患に精通している先生かどうか。何より信頼できるかどうかが問題です。

病院は担当医が一度決まれば変わる事はまずありませんので「検査だけだし」と油断しないようにしましょう。いざ「治療開始」となったら「担当医替えてください」は届く事が少ないです。

ごねれば替えてもらえると思いますが、病院内で気まずくなると思います。

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