【最終更新日:2020/05/08】

【過去記事】脊柱管狭窄症の薬が少し変わった?

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2~3年前までは脊柱管狭窄症で出される薬は「プロスタグランジンE1誘導体製剤(抗血小板薬)」といった「血液サラサラ薬」だったと思うのですが、最近は神経障害性疼痛治療薬「プレガバリン(リリカ)」が処方されることが増えてきたみたいです。

プレガバリン(リリカ)について

痛みが起こるまでの流れ

神経が障害されている時、細胞内では「カルシウムイオンチャネル」が開いており、細胞内にカルシウムイオンが流入しています。脱分極が起こっている状態ですね。

カルシウムイオンの流入によって脱分極が起こっている時、細胞内からは「痛み物質」を初めとする様々な神経伝達物質が分泌されます。その痛み物質が感覚受容器に届く(刺激)事によって痛みの感覚入力が起こります。

プレガバリンはカルシウムチャネルを抑える

そこでプレガバリンの登場です。そもそもの脱分極がカルシウムイオンの流入から始まる形なので、カルシウムチャネルの開閉に介入をする事で細胞内の脱分極を阻害し「痛み物質」の分泌そのものを阻害します。プレガバリンとはカルシウムチャネルの門を閉じる薬なのです。

メコバラミンはビタミンB12

正確に言うと「生体内補酵素型ビタミン B12」となります。何だか普通のビタミンと違うのかな?という印象もありますが、恐らく同じでしょう。

  • 生体内:身体の中
  • 補酵素型:酵素を助ける

元々、ビタミンは補酵素としての役割を持っていますので、生体内にある補酵素のビタミンB12となると「普通のビタミンB12」となります。

神経の傷を修復する

軸索再生と髄鞘再生を促進するので「神経を修復してくれる」薬と理解しておいて良いでしょう。

 

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