【最終更新日:2020/05/08】

【過去記事】脊柱管狭窄症のお話3

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その3:脊柱管狭窄症の治療法は?

脊柱管狭窄症の治療法についてですが「治療行為」を行えるのはあくまで医師となります。ですのでここでは主に病院で行う脊柱管狭窄症の治療についての紹介です。

中高年の場合は「血液サラサラ薬」が一般的です

脊柱管狭窄症の患者様が処方されるのは「血液サラサラ薬」と呼ばれるものです。つまり脊柱管狭窄症の治療は「狭窄部位の血流障害を取り除く」という事になります。この薬で実際に痛みが改善された患者様は非常に多いですから、脊柱管狭窄症の「痛みの原因」は「血流障害」が大きな要素となっているのは間違いないでしょう。

唯一のネックは「薬を飲み続けるケースが多い」という事です。血液を常にサラサラにしておかないと痛みが取れないという状況は「終わりが見えない」点においてはストレスになることが多いです。

手術は生活に支障をきたしている場合に限ります

今は昔ほど手術を選択することは少なくなってきたかと思いますが、症状が重い場合には手術選択をされるケースもあります。脊柱管狭窄症の場合は「開窓手術」という「椎骨を削って脊柱管を物理的に広げる」という方法が取られます。

脊柱管狭窄が取れるので症状が一気に改善する事も多いですが、削り取った骨は再生しませんので補強用のプレートを入れる形になります。その為、背骨の運動性がある程度落ちてしまいますので最後の手段として考えるべきでしょう。

若い世代は「ヘルニア」「すべり症」の診断が出ることが多いみたいです

若い世代でも脊柱管狭窄症は起こります。ですが診断名は「椎間板ヘルニア」や「すべり症」「腰椎症」といった形に落ち着くことが多いようです。どうして年代別ではっきりと分かれるのかはわかりませんが、医療業界全体でそういう流れになっているようです。

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