【最終更新日:2019/01/06】

二足歩行に関わる主な筋肉を考える。

ざっくり言うと

  • 二足歩行の代表は人間。
  • 四足から二足の過渡期は猿。
  • 両者の筋肉を比較して2足歩行特有の筋肉を考察する。
  • 結論は「大殿筋」と「ヒラメ筋」の二つ。

ヒトとサル。筋肉の相対重量比から考察する。

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サルにはあってヒトには無い筋肉。

サルには強靭な筋肉が与えられているのに、ヒトになると退化した筋肉。

それは「四足歩行」には必要だけど「二足歩行」には余り必要ではない筋肉だと仮定できる。下肢の筋肉に限って言うならば。

それは「ハムストリング」です。つまりは「大腿二頭筋」「半膜様筋」「半腱様筋」の事。これが一番大きな変化だと思います。

次点で「大腿筋膜張筋」「中殿筋」「大内転筋」があります。

 

ヒトにはあってサルには無い筋肉。

サルにはそれ程備わっていない筋肉だったが、ヒトになると一気に進化した筋肉。

それは「二足歩行」には必要だけど「四足歩行」には余り必要ではない筋肉だと仮定できる。下肢の筋肉に限って言うならば。

それは「大殿筋」です。あと意外な事に「ヒラメ筋」も。

実は人間にとって大切なのは「中殿筋」と良く教えられていたのでそうだと思っていたのですが、中臀筋は「木登り筋」として一気に進化した歴史があるみたいです。

仮に二足歩行にとって中臀筋がキーとなるなら、サル⇒ヒトへの進化で退化するとは思えません。重要な筋肉には違いないが、大臀筋の方が二足歩行において圧倒的に重要だという事なのでしょう。

 

ヒラメ筋が意外に重要みたい。

ヒラメ筋が一気に進化をみせているのが少し意外でした。勝手な想像で腓腹筋だとばかり思っていたのですが・・・・実は腓腹筋はヒトとサルではあまり変化が無い。

「首」と名の付く場所は重要である。という話も良く聞きますがヒラメ筋の変化はそれを意味しているのではないでしょうか。足首クルクルは臨床上も確かに大切です。

 

内転筋群の変化も興味深い。

大内転筋が人はサルに比べて減っています。ですが、長内転筋と短内転筋は増えています。薄筋はかなり小さくなっています。

これなんかは全体でバランスを取る仕組みに変化したという事でしょうか。

 

ヒトは「大殿筋」と「ヒラメ筋」は大切にした方が良い。

ヒトの特徴といえる筋肉を挙げろ、というなら間違いなく「大臀筋」と「ヒラメ筋」だと思います。

しかし、現代社会はとにかく「歩かない」「動かない」なので、このいずれの筋肉も埃を被っている状態です。

身体を動かす事が如何に大切か、は今更いう事では無いと思いますが、特に「大臀筋」と「ヒラメ筋」は「使う事」と「休める事」を優先して考えてあげて良いと思います。

その根拠は「人特有の筋肉」だからです。

 

番外編:上肢に関しては上腕二頭金より上腕三頭筋。

ヒトの上肢の筋肉は「上腕二頭筋」より「上腕三頭筋」の方が増えていますし、多いです。

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