【最終更新日:2016/07/17】

解剖学31 【第8章:神経系】 2.中枢神経系[6]

3.自律神経系

  • 心筋・平滑筋を支配する。
  • 腺の分泌を支配する。
  • 1:自律神経
    • 1-1:交感神経
    • 1-2:副交感神経
  • 臓器は交感神経・副交感神経の二重支配を受ける。
    • いずれかの神経が優位になる。
    • 拮抗的な相反する作用
      • 収縮-収縮抑制
  • 必ずニューロン連結する
    • 神経細胞の細胞体が集まる「ふくらみ」を「神経節」という。
    • 中枢神経側を「節前ニューロン」という。
    • 抹消神経側を「節後ニューロン」という。
  • シナプス間隙での神経伝達物質は二つ
    • アセチルコリン
    • ノルアドレナリン

1.交感神経系

1.交感神経幹
  • 交感神経の節前ニューロンは脊髄の「側角」に位置する。
  • 脊柱の両脇に縦に伸びる交感神経幹がある。
    • 脊柱管の外側にある。
  • 交感神経節には20個の節前細胞の集まる幹神経節がある。
  • 交感神経節は脊髄神経と2本の交通枝で繋がる。
    • 白質と灰白質の交通枝
2.節前ニューロンと節後ニューロン
  • 節前ニューロンは胸・腰髄から起始する。(T1-L3)
  • 前根を経由して脊髄神経に合流。
  • 白交通枝から交感神経幹に入って3通りのパターンに分かれる。
    • 1.神経節でニューロン連結をして、灰白交通枝を通って再び脊髄神経に戻り、末梢へ。
    • 2.上位の神経節へ向かい、ニューロン連結を行う。
    • 3.下位の神経節に入り、ニューロン連鎖をせずに前方へ出て、内臓神経となる。

3.副交感神経

  • 脊髄の側角を通る
  • 脳神経/骨髄内臓神経から神経が出る。
  • 支配臓器の近く、臓器の中の神経叢(アウエルバッハ)でニューロン連鎖を行う
A:脳神経に含まれる副交感神経
①動眼神経
②顔面神経
③舌咽神経
④迷走神経
  • 延髄から起始する。
  • 骨盤内臓以外の全内臓につく。
    • C4変位は内臓反射に直結か?
B : 骨盤内臓神経(S2-4)
  • 骨盤部の副交感神経
  • 前仙骨孔から出る。
  • 骨盤内臓に分布
  • 排尿・排便を調整
【備考】自律神経の二重支配について
  • 自律神経は「交感」「副交感」のどちらかが働き、どちらかが休むといった仕組みでは無い。
  • バランスを取りながら並行して緊張している。
    • 状況に応じて優位になる神経が入れ替わる。
  • 随意筋が収縮する場合
    • 交感神経:「収縮」の指示が出る。優位
    • 副交感神経:「収縮抑制」の指示が出る。
      • 反射における「拮抗筋」のようなもの。
      • 「緩め」という指示ではなく「収縮するな」の指示となる。
  • 自律神経は常に軽い緊張状態にある。
  • いずれかの優位状態が続くなど、バランスに崩れが生じた場合には「自律神経失調症」となり、様々な不定愁訴が生まれる。

 

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