【最終更新日:2016/07/17】

解剖学39 【第10章:運動器系】 2.全身の骨格 【下肢の骨格】

4.下肢の骨格

  • 下肢の骨は
    • 下肢帯:体幹との連絡を果たす
      • 寛骨
    • 自由下肢:股関節より遠位の骨。
      • 大腿骨以下の骨

1.下肢帯の骨

1.寛骨

  • 最も大きい扁平骨
  • 思春期は腸骨・恥骨・坐骨に分かれる。
    • 成人で一つの寛骨となる。
1.腸骨
  • 内面は腹壁の下縁を無し、腸を受け止める。
  • 外面は殿筋粗面
2.坐骨
  • 坐骨結節が体表から触れる
    • 大腿後面の筋の付着部位
    • 仙結節靭帯の付着部位
    • 座位の時、体重が掛かる部位である。
3.恥骨

 

2.骨盤

  • 骨の器
  • 前方は恥骨結合で繋がる。
  • 後方は仙腸関節等で連結
    • 仙腸靭帯
    • 仙棘靭帯
    • 仙結節靭帯
  • 体重を支え、自由下肢に伝える「支持骨格」
  • 骨盤内臓を守る「保護骨格」
  • 安定性を求められる骨。
  • 直立位では骨盤は「前傾」している。
    • 55~60度
    • 股関節は胸郭との連動とした方が早い?
  • 座位では骨盤は「直立」している
    • 0度

2.自由化下肢の骨

1.大腿骨

  • 人体で最も大きな長骨
  • 大転子/小転子
    • 転子間線:前面
      • 股関節を補強する靭帯の付着部位
    • 転子間稜:後面
      • 稜の下方には殿筋粗面
  • 表面は平面
  • 後面には2本の粗線
    • 上方と下方の2本
    • 外側唇・内側唇
  • 粗線は直立歩行に必要な筋の付着でできたもの。
    • 内側唇:大腿四頭筋の内側縁、内転筋
    • 外側唇:大腿四頭筋の外側縁、大腿二頭筋の短頭
  • 内側上顆/外側上顆
    • 膝関節の側副靭帯のほか、下腿の筋が付着する。

2.膝蓋骨

  • 四頭と腱の摩擦を防ぐ種子骨

3.下腿の骨

1.脛骨
  • 下腿内側の骨
  • 体重を支える骨
  • 内側顆・外側顆
    • 上面は平坦で中央に果敢隆起を起こす。
    • 顆間隆起によって左右に二つの関節面を作る。
  • 顆間隆起
    • 膝十字靭帯
    • 内側・外側半月が付着
  • 弁慶の泣き所
    • 脛骨内側面ー皮膚直下に敏感な感覚の骨膜がある。
    • 脛骨外側面ー下腿骨間膜の付着部位
2.腓骨
  • 下腿外側の骨
  • 体重を支える役割は無い
  • 腓骨頭は膝関節
  • 腓骨体は大腿の筋に囲まれ体表からは触れられない

 4.足の骨

1.足根骨
  • 近位2骨
    • 距骨
    • 踵骨
  • 遠位5骨
    • 舟状骨
    • 内側楔状骨
    • 外側楔状骨
    • 中間楔状骨
    • 立方骨
2.中足骨
3.指骨

3.下肢の関節

1.股関節

  • 大腿骨頭が寛骨臼にはまり構成される。
  • 関節包が大きく、転子間線まで伸びる。
1.大腿骨頭靭帯
  • 関節内靭帯
2.腸骨大腿靭帯
  • Y字靭帯
  • 前・上方の強化
  • 身体の中で最も強力な靭帯
3.恥骨大腿靭帯
  • 下方の強化
4.坐骨大腿靭帯
  • 後方の強化

2.膝関節

  • 膝関節の構成要素
    • 1.大腿下面
    • 2.脛骨上面
  • 腓骨は関係ない
  • 蝶番関節
【補強靭帯】
1.膝十字靭帯
  • 関節内靭帯
    • 顆間隆起の前後~顆間窩の間に張る
  • 2本の前・後十字靭帯
  • 前後の安定感を作る
2.内側側副靭帯
  • 大腿骨内側上顆
  • 脛骨内則縁
  • 膝関節包の繊維幕が肥厚してできた靭帯
3.外側側副靭帯
  • 大腿骨外側上顆~腓骨頭の間に張る
  • 体表からも触れる事が可能。
    • 腓骨頭から上へ、膝関節の後外側で触れる。
4.膝蓋靭帯
  • 大腿四頭筋の停止腱の一部
  • 膝蓋と脛骨粗面を繋ぐ部分は靭帯とみなす。
  • 膝蓋腱反射のポイント

【半月について】

  • 外側半月/内側半月
  • 大腿骨と脛骨の間に介在する
  • 三日月の軟骨版
  • 膝関節腔内には滑膜に覆われた脂肪組織が関節腔内に拡大、骨と骨の間を埋める。
    • 膝蓋脂肪体
  • 内側半月
    • 内側側副靭帯に付着
  • 外側半月
    • 半月と外側側副靭帯の間に膝窩筋が走る。
      • 屈曲の際には収縮した膝窩筋によって後方に半月が押し出される。

3.下腿の連結

  • 1.脛腓関節
  • 2.下腿骨間膜
  • 3.脛腓靭帯結合

4.距腿関節

  • ラセン関節
  • 内側靭帯、外側靭帯群の補強を受ける
  • 内側靭帯
  • 三角靭帯
    • 1.脛骨ー舟状骨
    • 2.脛骨ー距骨
    • 3.脛骨ー踵骨
  • 外側靭帯
    • 1.前距腓靭帯
    • 2.後距腓靭帯
    • 3.踵腓靭帯
【捻挫】
  • 過度の内反で起こりやすい
  • 外側の組織を痛めやすい

5.足根骨どうしの関節

足根間関節

  • 7つの足根骨間にできる関節の総称
  • 6種類ある
  • 関節の動きは小さい
  • 1.距骨下
  • 2.距踵舟
  • 3.踵立方
    • ショパール関節とも

【足底】

  • ショパールをまたぐ靭帯が強靭に張る。
    • 底側足根靭帯が足弓(アーチ)を形成する。
  • 底側踵舟靭帯
    • スプリング靭帯
      • 伸びても縮む
  • 長足底靭帯
  • 底側踵立方靭帯
  • 偏平足は足のアーチが維持できない。
    • スプリング靭帯が緩んでいる。
6.足根骨と中足骨との関節
  • リスフラン関節
7.中足骨と基節骨との関節
8.指の関節
9.足弓
  • 足のアーチ
  • 3種の構成要素
    • 縦足弓
      • 内側縦足弓:土踏まずを含み、アーチが高い
      • 外側縦足弓:アーチが低い
    • 横足弓
    • 骨、靭帯、筋の作用で形成維持する。
    • 下腿の筋は足弓の下に付着し、アーチを上方へ牽引する。
      • アーチに関わる下腿の筋は要チェック。

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