【最終更新日:2016/07/17】
解剖学38 【第10章:運動器系】 2.全身の骨格 【上肢の骨格】
3.上肢の骨格
- 上肢の骨
- 上肢帯:体幹と連結する骨
 
- 上肢:肩関節より遠位で運動性のある自由上肢
 
 
1.上肢帯の骨
1.鎖骨
- 胸骨端⇒体表からも隆起を感じる
 
- 役割
- 1.体幹から上肢を引き離す
 
- 2.肩関節の位置を動かす
 
 
- 四足動物には鎖骨はほぼない。
 
2.肩甲骨
- 逆三角形の扁平な骨
 
- 上角・下角・外側角
 
- 上縁・内則縁・外側縁
 
- 肩甲棘は肩関節頂上で肩峰となり、明確に触診可能。
 
- 棘上・棘下・肩甲下の三つの窩がある。
 
2.自由上肢の骨
1.上腕骨
- 上肢の中で最も長く、太い長管骨
 
- 大結節
 
- 小結節
 
- それぞれの結節の下には結節稜が続く。
 
- 内側上顆の後方に尺骨神経溝がある。
 
- 上腕骨体後面の中央に橈骨神経溝がある。
 
2.前腕の骨
- 橈骨
 
- 尺骨
- 肘頭から手首に向かって尺骨の稜線を辿ると「尺骨頭」「茎状突起」が触診できる。
 
- 上腕筋がつく。
 
 
3.手の骨
1.手根骨
【備考】
- 手根管
- 二つの隆起の間を靭帯性の屈筋支帯が張り、「手根管」を構成する
 
- 橈骨側:舟状骨・大菱形骨による橈側手根隆起
 
- 尺骨側:豆状骨・有鉤骨による尺側手根隆起
 
 
- 指の屈筋腱・正中神経が通過する。
 
2.中手骨
- 掌を作る。
 
- 手根中手関節を作る(CM)
 
- 中手指節関節を作る(MP)
 
- ゲンコツの先端に中手骨頭が触れる。
 
3.指骨
3.上肢の関節
1.胸鎖関節
- 体幹と上肢を結ぶ唯一の関節
 
- 胸鎖関節の内部は関節円盤に2分される。
 
2.肩鎖関節
3.肩関節
- 球関節
 
- 関節窩より上腕骨頭が大きいので関節面が広くとれる。
- 関節包も緩いので運動性が非常に高い。
 
- 但し、その分脱臼しやすい。
 
 
- 関節唇によって関節窩を補強している
 
- 滑液包によるサポート
 
- ローテーターカフによるサポート
 
4.肘関節
5.橈骨・尺骨の連結
6.橈骨手根関節(手関節)
7.手根骨どうしの関節
8.手根中手関節
9.中手指節関節
10.指節間関節