人は1人1人違う
例え同じ症状でも、
そこに至った道は違う
施術は常に「その人専用」
であるべきなのだ
施術は方程式ではあてはまらない
当院では「腰痛ならこれ!」という症状特化型の施術はありません。
- 「どんな腰痛も取れる施術法!」
- 「どんな肩こりもこれで解消!」
- 「ヘルニアの痺れも簡単に解消!」
世の中にはこういった謳い文句が飛び交いますが、そんなうまい話はありません。
人間の症状はほぼ「日常」から作り出されています。そして、その日常は「個人個人で異なる」ものです。
つまり、同じ症状で悩んでいても、その症状に至るプロセスは各人でバラバラなのです。
こうなると、Aさんの腰痛には効果的な方法が、Bさんの腰痛には余り効果が出ないという事が起こります。
人間は数学ではありません。
症状もまた、1点物なので方程式の様に1つの答えがある訳では無いのです。
症状ではなく状態に施術を施す
当院の施術において「症状」は結果に過ぎません。追い掛けるべきは「今の状態」であり「何故、そこに至ったか」という原因の方です。
患者様の状態や日常を正確に把握する事。そこに症状改善のヒントと答えが潜んでいます。
同じ腰痛で悩む患者様であっても施術が違う事は多々あります。
- Aさんには骨盤を中心に。
- Bさんには肩甲骨を中心に。
- Cさんには頸椎を中心に。
施術の基本ルートは同じですが「分岐ルート」が個人個人で異なるのです。
症状を前提に施術を組み立てるのは本当に危険です。
根っこにある「個人単位の要因」が見えてこないので「対処療法」が限界になるのです。
身体は「積み重ね」でできている。
私達の「からだ」を作る要素は「日常の積み重ね」です。それ以外にはありません。
- 毎日の食生活
- 毎日の生活習慣
- 毎日の生活環境
- 毎日の人間関係
各患者様の根本原因を探るほどに、結局はここに辿り着くのです。必ずと言って良いほどに。
検査や施術を通して見えてくる「からだの状態」と、患者様が話してくれる「日常生活」が見事に一致します。
- 「身体はうそをつかない」
- 「身体は人生そのもの」
身体は情報に溢れています。
逆を言えば、自分の身体の声をしっかり聴けるようになれば、自分の身体からの危険信号を早い段階で受け止める事ができ、大事に至る前に対処も可能になるのです。
人間の身体は本当に奥が深い。症状別で技術を分けるなんて絶対に無理です。