【最終更新日:2017/10/05】

腰痛に関する問い

○腰痛が慢性化するには理由がある。

日本中で蔓延している「腰痛」ですが、どうしてこんなに皆が困っているのか?

それにはそれなりの理由があります。

 

その理由は「誰もがわかっているもの」しかありません。

 

「わかっちゃいるけど・・・・・」 これが慢性化した腰痛の厄介なところです。

 

○腰痛が慢性化する理由1:運動不足

腰痛が慢性化する原因の中でも、特に大きな要因となるのがこれです。

特に社会人の慢性腰痛の原因は殆どこれです。

 

1日中会社で座りっぱなしの状態ですので、使う筋肉は極めて限定的。

 

更にはしっかりと椅子に座らず、お尻と背中で腰を反るような姿勢を取るのが

段々と日常になればもう慢性腰痛を迎える準備は万端です。

 

背中を反らなくても、猫背になった座り方も要注意。

 

どちらにしても、腰周辺の筋肉が固まり、運動性は大きく制限されてしまいます。

所謂「腰が固まる」という状態です。

 

運動不足というと、どうしても 「スポーツ」 「ジムで運動」 といった

キーワードが思い浮かびますが、

 

実は一番時間を過ごしている「会社」「学校」といった場所での、

この姿勢の固定による「運動不足」が一番厄介なんですね。

 

 

○腰痛が慢性化する理由2:飽食

慢性腰痛の原因には「食」も大きく関わってきます。

 

特に日本はとてもつもなく「飽食」の国となってしまいました。

私達は自分の生活が「世界的に見て異常」だとは全く感じていません。

 

それくらい、非日常に慣れきってしまっているのです。

 

「三白の害」とはいったもので、砂糖や塩、小麦の取りすぎ(実質中毒)によって

目に見える肥満といった問題だけでなく、身体の内側の問題まで深刻になっています。

 

こういった飽食によって、何故「慢性腰痛」が生まれるのか?

 

それは、「内臓の問題」と「血液循環の問題」が腰痛に直結するからです。

 

内臓が弱れば、内臓反射で筋肉に影響が出始めます。

血液がドロドロになるなど、血液循環が正常に行われなければ、

内臓に血液がしっかり巡らず、内臓はいつまで経っても弱りっぱなしです。

 

内臓が弱れば弱るほどに、内臓反射は強く体表へと影響を及ぼします。

 

しっかり運動をしているのに、どうして腰痛になるんだろうか・・・・

 

と悩んでいる人に多い、内臓反射からくる慢性腰痛の出来上がり、という訳です。

 

 

○腰痛が慢性化する理由3:生活習慣

腰痛が慢性化する三つ目の要因。

 

それは「生活習慣の乱れ」です。

 

今の忙しい日本では、誰もが「睡眠時間」を削って色々活動をしています。

 

実は睡眠って百薬の長と言っても良いくらいに、メリットだらけなんです。

 

私達が持っている自然治癒力は夜、寝ている間にフル稼働しています。

所謂「副交感神経優位」の状態です。

 

昼間の疲れ、身体の歪みを綺麗に取り除くのは、まさに眠っている間なのです。

 

その最大の回復期を私達は自ら失っています。

 

これでは、前日の疲れが取れるはずがありません。

毎日毎日の小さな積み重ねは、やがて大きな慢性腰痛となって身体に居座ります。

 

 

○上記3つを改善したら大概は問題無い。

腰痛が慢性化する理由、ご理解いただけましたでしょうか?

 

もちろん、実際の腰痛はもっと細かい、個人レベルの問題も多く含んでいますが、

多くの場合、上記3つの共通項が見られます。

 

言い換えると、上記3つを改善していく事によって、自分で自分の慢性化した腰痛を

克服する事は十分に可能なのです。

 

ですが、とても忙しい、時間に追われる今の日本では、中々そういった事に

時間を割くことができません。

 

遊びたい、飲みたい、食べたい、

 

世の中に誘惑が多すぎて、自分を律する事ができないのです。

 

だから、慢性化した腰痛は日本に居座っているのです。

 

○最近は「ストレス」による腰痛も増加傾向。

腰痛の慢性化には「ストレス」が大きく関わっている。

 

これは、2,000年に入ってから、少しずつ話題にあがるようになり、

2010年頃にはすっかり市民権を得る理論となりました。

 

いわゆる「自律神経系の問題」となります。

 

職場の人間関係や、地域社会での人間関係など、切っても切れない場所で

ストレスを抱え込んでしまうと、常に「交感神経優位の状態」となってしまいます。

 

所謂、「気持ちが常にピリピリしている、神経質な状態」です。

 

この状態では、筋肉は常に緊張し、神経も過敏になっていますので、

身体はとても疲れやすくなります。

 

こんなとき、真っ先に症状が出てくるのが「腰」「肩」「首」「頭」です。

 

「痛いわけではないが、重だるい。こる。」

 

まさに慢性症状そのものです。

 

これは、ストレスから身を遠ざけるのが特効薬なのですが、

そうも言ってられないのが今の日本です。

 

だから、いつまで経っても「慢性腰痛」が無くならないのかもしれません。

 

○結論:腰痛の慢性化の多くはコントロール可能。

コントロール可能なんだけど、コントロールできない。

 

これが実際のところだと思います。

 

食べたいものを食べたい。

行きたいところに行きたい。

好きな時に好きな事をしたい。

 

これができてしまうのが今の日本だからです。

 

腰痛の慢性化の多くは、「贅沢病」といっても良いと思います。

おそらく「現代病」と呼ばれる症状・疾病の多くは「我侭・贅沢病」です。

 

そして、最も厄介なのは「それを贅沢・我侭だと感じない。普通だと感じる」

という点なのです。

 

自分が当たり前のように過ごしている日常が、実はどれだけ非日常的なものか。

 

そこから気付かなくてはいけない「時代」なのかもしれませんね。

 

でも、それが一番難しい。

 

だから、慢性化する腰痛は増える一方なのでしょう。

 

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