【最終更新日:2020/02/07】

院選びの優先事項を決めておく事

基準とは道しるべ

選ぶ基準が無ければ

悩む事すら許されない

基準が無いと絞り込めない

院選びをする際に、自分の中で基準が無いと絞り込めません。必ず自分の中での「条件はこれ!」という基準を作っておきましょう。

明確な基準があれば、例え圏内に100件の院があったとしても一瞬で1/3に絞られます。

私が失敗した院選びの基準

私が失敗した院選びの基準を紹介します。

院選びの基準について

  1. 施術費用
  2. 通い易さ・アクセス
  3. パキポキしない
  4. 〇〇専門の看板
  5. 口コミ情報が沢山
  6. 有名人が通っている

1.施術費用

最初に躓いたのは「費用」です。この点を最優先にした場合、必然的に「保険診療」の院が対象になりました。

  • 病院(整形外科/ペインクリニック等)
  • 整骨院/接骨院
  • 鍼灸院

整体やカイロプラクティックは自費診療なので費用が数倍掛かります。しかも初診は更に初診料が掛かってなお高い。「お試し初回が一番高いんかい!」この時点で院選びは一気に絞り込まれました。

保険診療はとても経済的で助かりますが「できる内容が決まっている」為に全国どこの院で受けても内容は同じです。

「オーダーメードの施術をします」という院も多いですが、保険適用でそれをやると違法です。保険制度に反する事になってしまいます。

結局、マッサージや電気治療では私のヘルニアはびくともしませんでした。

あと、3割負担は助かるが、先生に国が支払う残り7割分のサービスは受けられないのかなと疑問に思いました。通っている人はみんな「3割だから贅沢言っちゃ駄目」みたいな空気だったのですが、先生はしっかり10割貰っているんですよ?わかってるのかな皆。

2.通い易さ・アクセス

治療が1回で終わりというケースは少ないですから、通い易さも重要なポイントでした。なので通いやすさでも選びました。

  • 自宅から徒歩圏内か、自転車圏内か
  • バス1本で行ける場所か
  • タクシーなら1メーターか

通いやすさは私の通院モチベーションに直結しましたが、院側の営業モチベーションにも直結した様で、2~30分施術しては「今週もう一回来れる?」の流れが加速しただけでした。「小出しより1回でまとめてよ」と不信感が募るだけでした。。

「こいつ、カモや」と思われた様です。

近くても中身が伴った治療院でないと意味が無いと学びました。そして「俺が治してやるぜ!」じゃなくて「オレのノルマを達成させてくれ!」な先生が思いのほか多い事に気付けました。

3.パキポキしない

カイロが怖かった当時、ここは最重要ポイントでした。「腰だけでもえらいのに、首の骨まで折られてたまるか」という気持ちがあったからです。

ですが、自分が医療業者になった時、実は「パキポキしない」という謳い文句にも色々な事情がある事を知りました。

  1. 「できないからパキポキしない」
  2. 「できないけど、パキポキする」
  3. 「できるから、パキポキする」

驚いたことに「1」と「2」が全体の9割を占めていました。これ冗談抜きの話です。

「1」の先生は1人の例外もなく「パキポキは危ない」と主張されていました。とにかく危ないそうです。「パキポキしない俺こそ本物」と演繹法で語ってくれました。

「2」の先生はYoutubeに自身のドヤ顔とパキポキ動画を熱心にアップされていました。何度見ても恐ろしい矯正です。あれは危ない。受けたくない。骨盤矯正で思い切り腰椎にいってる。

「3」の先生はネット上での自己主張が無いので探すのに一苦労します。何せキーボードを人差し指で打つ先生が多かったくらいです。こういった先生は日々粛々と自分の院でパキポキしては患者さんを健康へと導いています。

「パキポキ」1つで業界の闇を覗いた気がしました。

私達は何とかして「3」を見つけないといけません。「2」に遭遇したら悲劇です。遭遇した私が言うんだから間違いない。痛い。「1」のタイプは安全ですが変化も無い国家公務員の様な感じでした。「変わらない日常こそ幸せ」といった感じで通院が続いていきます。

ヘルニア治療には「変化」が必要だったみたいです。

4.〇〇専門の看板で安心

実は私、ヘルニア大爆発時代に通える範囲にある「ヘルニア専門院」を片っ端から受けて回り、そして残り少ない予算を吸い取られました。「これも勉強だ」と自分に言い聞かせて悲しみを乗り越えました。

今、その「ヘルニア専門院」の多くは「ヘルニア専門」の看板を焼き捨て、「自律神経専門」や「交通事故専門」の新たな看板を掲げています。何やそれ。

〇〇専門なんてこんなもんです。

この「〇〇専門」程あてにならないものはありません。なんて言いながら実は当院も専門院なのですが「全身調整の専門」なので全然違うと世界の中心で叫びたい。

「腰痛」「肩こり」など症状を謳った専門院で本当に「専門施術」をしている院はまずありません。ですが、幾つもの専門の肩書を持った先生は今も「ケチャップ」並みに量産され続けています。貴方の街にも沢山いるはずです。

症状別の専門性を謳うセリフは「集客用の広告文言」だと思って下さい。「こう書けば来るんやろ」と思われています。

「いやいや、そんなんわかるやん」と思いますか?

不安な時には〇〇専門は「救世主」に見えるのです。そして、実際に行ってしまうのです。少なくとも私は「俺はもう治ったも同然だ!」「こんな近くに専門院があってラッキー!」と喜び勇んでネット予約までして行きました。

そして、変化が起きたのは財布の中だけでした。

5.口コミ情報が沢山

【ネットの口コミはほぼ偽装】

自分と同じ症状の患者さんが通っている院。とても安心しますよね。私もヘルニア時代はそうやって院を探しました。

ですが、まさか私が心の拠り所にした口コミが「アマゾンギフト」の抽選条件だったとは思いもしませんでした。どうも私はピュア過ぎた様です。男中村26歳。もっと世の中を知るべきでした。

お世話になっている先生に頼まれて「ここはダメだ、皆来るな」なんて書く人はいません。持てる知識と言葉をもって「ここは最高だ!」と褒め称えるはずです。アマゾンギフトが掛かってるなら尚更です。

2~3行で褒め称える口コミは無視して良いと思います。書いてるそばから頭の中には「Amazonギフト」が浮かんでいます。一方で「書いた人の顔」が見える口コミは信じて良いと思います。

実際の顔が添付されている訳ではありません。心が文字に乗ってるかどうかです。

これは読めばわかります。

6.有名人が通っている院

芸能人が通っている、プロスポーツ選手が通っている。そんな院は凄いと思いましたし、私もしっかり通いました。男中村26歳のアンテナにビンビン響いたので「プロ野球球団トレーナーの院」「プロレス団体のトレーナー院」どちらも行きました。

今考えると、当時暮らしていた名古屋はあらゆるパターンの治療院が揃っていた気がします。ある意味最先端の市場だったのかもしれません。お陰であらゆるパターンを学べた反面、経費も数倍掛かりました。結局出会えた師匠は「大阪市」だったし。

兎にも角にも嬉しかったのは本物の超有名プロ野球選手に出会えたことです。6人くらいで待合で順番待ちをしていた時に、一番最後に現れた巨大なK選手は我々6人をごぼう抜きにして特別室へと入っていきました。やっぱプロは違うぜ!そして同伴してた奥さん超綺麗だったぜ!二人ともグラサンしてたけど。

肝心の院についてですが、このパンピー(一般人)への扱いを見ればもうこれ以上語る必要は無いと思います。違うのは扱いだけじゃなくて言葉遣いから施術内容まで全然違った。

勿論、支払う金額も全然違うんだろうなとは思うけど。。

おススメの基準

さて、ここまでは私の華麗なる失敗談をお伝えしてきましたので、今度はおススメしたい判断基準を紹介したいと思います。以下の3点が全てです。実質「3」の1つだけです。

  1. 費用
  2. アクセスの良さ
  3. 施術方針

〇費用

1回当たりではなく「合計費用」で考えましょう。3,000円/回でも10回通えば30,000円です。6,000円/回でも3回で済むなら18,000円です。

多くの人が「3,000円で安いから」という理由で週2回通い、月1回6,000円の私を見て「え?そんな高い所に通ってるの?」と宇宙人を見るかの様な目で見てくれました。

日本人は思ったより算数が苦手なのかもしれない。

〇アクセスの良さ

月に1~2回は通っても苦痛にならないアクセス・立地で考えましょう。週数回の提案は論外でいいと思います。

余りに遠いと症状が改善してきたときに通うモチベーションが維持できません。そこで「もう大丈夫だろ」と自己判断をして待っているのは「再発」です。

自己判断で足が遠のき、めでたく再発した私が言うんだから間違いありません。

〇施術方針

ここだけで決めてください。

技術は哲学です。院長の考え方には絶対に接してください。ここが一番嘘の付けない部分です。ここで嘘をつくと施術の際にすぐわかります。つまり「患者側で見極めができる唯一のポイント」なのです。

「言ってる事」と「やってる事」の整合性が取れているかを確認して下さい。受けたらすぐわかります。

「患者様に寄り添う」「オーダーメードで」と書いてあるけど施術は20分くらいで後は電気治療とか。こういった「うちは待合1時間、診察5分の病院とは違うんです」的な院は止めた方がいいと思います。昔の人はこれを五十歩百歩と言いました。

堂々と自分の考えを主張している院を探しましょう。「こんな技術なんです」といった話ではなく「俺はこう考える」と亀田父ブログの様な哲学的な主張に注目してください。

客寄せ目的の軽い言葉なのか、経験から滲み出た重い言葉なのか。それはすぐにわかります。

言葉に心が乗っているからです。

まとめ:色々振り返る

以上、男中村26歳の七転八倒劇を余すことなく公開しましたが、今となっては良い思い出です。

でも、ヘルニア当事者の時は本当に必死のパッチでした。「溺れる者は藁をも掴む」とは良く言ったものです。

結果的に私が掴んだ藁は藁でしか無かった訳で、一瞬止まる事もなくヘルニアの濁流に流され続けた訳なんですけど。

まぁ本題に戻りましょう。

多くの患者様は「安心したい」為に安心できる情報を求めます。そして「安心させて来院に結び付けたい」治療院はそのニーズに応えた情報を提供してきます。

それがネット上の「口コミ」であり

  • 「地域No1」
  • 「医療従事者も来院」
  • 「リピート率〇〇%」

という言葉の数々です。

本来の口コミとはリアルな人間関係で伝搬していくものであり、ネット上でわざわざ顔も知らない誰かに向けて発信するものではありません。

それはもう立派な広告情報です。ただ口コミという形式をとっているだけで。

ネット上の口コミ、患者様の声といった情報で心が揺れ動くのは「経験不足」が原因です。何をしていいのかわからない時に「私は貴方の求める結果をここで得た」という姿はとても心強いものです。

「私もそうなりたい」という気持ちが来院へと結びつけます。

院を選ぶ際にはもっと自分で見極められるだけの情報と知識を養いましょう。院選びはその次のステップです。

そして、散々「ネット口コミは駄目だ!」と叫んでおきながら「エキテンは大事よ」と患者様に諭されたので「じゃあ、良かったら書いて下さい。Amazonギフトは無いですけど」とお願いしている私は何なんだろうかと思いました。

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