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5.脚の付け根に鋭い痛みが走る

5.脚の付け根に鋭い痛みが走る

脚の付け根に鋭い痛みが走る。「点」の様に一点集中の痛みが生じる。脚に体重が乗った瞬間に突然鋭い痛みが走る。これは「ビリビリ」と電気が走るケースと症状が極めて近いです。

股関節が圧迫される事によって強烈な神経痛が起こっています。「刺すような痛み」という表現で答える患者様も多いです。

この鋭い痛みは「虫歯治療」の痛みと非常に近いもので何とも言えない強烈な感覚と「防ぎようのない響き方」をします。鈍痛は脈拍に連動をしたズキンズキンですが、この鋭い痛みは「ビキーーーン!」「キュィィィィーン!」と響く様な、締め付けるような独特の痛みです。

この状況が出てきた場合は余り考えている猶予はありません。普通に歩く事ができるのであればなるべく早い段階で最寄りの整形外科にてレントゲン検査を受けるようにしてください。恐らく痛みの走る方の股関節が狭くなっているはずです。

鋭い、線状、響く様な痛みは要注意

響く痛み、痺れの様な独特の間隔が足の付け根から走った場合、それは要注意です。体重を掛けるに従って鋭さが右肩上がりになる場合も同様に注意が必要です。

二足歩行が可能な状態、自転車なら自由に動ける状態であれば早く股関節の状態を整形外科にて確認する事をおススメします。鋭い痛みは一刻の猶予もありません。今すぐの対処が必要な状態です。

股関節の亜脱臼の可能性もある

鋭い痛みが走る場合、多くのケースでは変形性股関節症ですが、中には股関節の亜脱臼状態になっている人もいます。関節が外れかけている為に関節内部の重心位置がズレてしまい荷重の度に痛みが走っているのです。

この場合は股関節を正常な位置に戻してあげる事によって嘘の様に痛みが引きます。それも整形外科で確認、処置が可能ですからまずは画像診断を受ける事をおススメします。

後回しにして良い事は一つもない

鈍い痛みの場合はまだ様子見をしても大丈夫なのですが、鋭い痛みの場合は余り後回しにする理由がありません。症状が進むと戻れなくなるからです。

ですので時間に余裕がある場合は2~3日から1週間程度の安静によって症状の変化を見るのはありですが、それで回復が遅々として進まない場合は股関節の状態を把握した方が良いです。

仕事や学校等、待ってくれない所属社会があると思いますので早めに対処して日常に復帰をする方がストレスも少なくて良いです。

神経痛症状は爆発したら一気に重症化しますが、爆発前ならまだ簡単に引き返せます。多くの患者様が「実際に経験して」から多くを学ぶのですが、やはり経験しない方が良いと思います。ですので健康への意識を少し磨き、早めの対応を心掛けましょう。

股関節はもっともっと大切にしてあげて良い

脚の付け根、股関節はとても重要な関節です。二足歩行をする上で主要な関節といえます。そんな重要な関節にも関わらず扱いは極めて「ブラック」な状態です。

「過剰な労働時間」というより「窓際族」の扱いを受けています。

私達人間の身体は使ってこその存在です。神様も沢山動かす関節として設計しています。にも関わらず肝心の私達は余り股関節をしっかり使っていません。その為ドンドン衰えていく一方です。

使わない一方で斜面では無く階段という「膝と股関節」に負担の一層かかる構造物を沢山配置しています。

この環境において関節が痛まない訳が無いのです。

もっともっと脚の関節をしっかり使ってあげましょう。そして優しくケアをしてあげましょう。大事に扱えば一生活躍してくれる関節なのですから。

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