【最終更新日:2017/08/25】

フラフープで腰痛改善・予防をする

フラフープは骨盤運動として紹介をされる事が多いです。骨盤運動って何だろう、という疑問はさておき「円運動」はあらゆる方向の運動が連動した効率的な運動です。

フラフープで慢性腰痛を改善に導く

フラフープはダイエット・健康器具として良く取り上げられますが「慢性腰痛の改善」にも一役買ってくれる優れた道具です。

強い負荷がかかるのではなく「常に動かし続ける」という軽い負荷の継続によって腹筋に刺激が入り続けます。

フラフープの円運動は非常に効率的

フラフープがダイエットや健康、果ては腰痛対策まで取り上げられる理由はその運動の質にあります。

フラフープの運動は「円運動」です。自分の正中線を軸にして腰を左右回転させたり前後運動によってフラフープを回転させていきます。

この円運動がとにかく良いのです。

前後・左右・回転全てが連動している

フラフープをしたらすぐにわかりますがとにかく「運動の質が独特」です。

直線的では無く曲線的な運動でフラフープが一周している間に腰回りの筋肉が次々使われます。

  • 今まで使っていなかった筋肉
  • 今まで使った事が無い筋肉の連携

これに戸惑い最初はフラフープを回すことに苦労すると思います。

いわゆる「コツを掴む」という事なんですが、これは「新しい運動プログラム」を小脳が作り出すプロセスです。

神経促通という言い方もします。要は脳と神経と筋肉が成長していると考えてください。

フラフープは日常にはない「円運動」を必要とする為に最初は苦労しますが、身体は確実にレベルアップします。

腰の括れも作ってしまうフラフープ

筋肉は使わないとたるみます。ですが使えば引き締まります。

運動選手が引き締まった身体をしているのは「鍛えているから」と考えがちですが、それ以上に「日常的に筋肉を使っている=刺激を入れている」為に筋肉が引き締まり、クビレが生まれているのです。

フラフープは腰周辺の筋肉をしっかりと使ってくれます。

その結果、フラフープを継続する事によって臍周辺の筋肉が刺激され引き締まる為に女性が憧れるくびれが生まれてきます。

ただし、1日20分程度で2週間以上の取り組みは必要でしょう。

コツを掴むと効果が落ちる落とし穴

フラフープは最初「脳が経験していない」状態ではフラフープを回す事自体が大変になります。

その時は必要以上に筋肉を動員するので筋肉痛が起こるケースもあるくらいです。

ですが、コツを掴んでしまうといとも簡単にフラフープを回すことができるようになります。こうなってくると人間の身体はどんどん「効率化」を図っていきます。

より省力でフラフープを回す。フープの遠心力を利用してしまうのです。

これがダイエット目的の場合には厄介な事になります。

見た目はとても美しいフラフープになるのですが、最初に比べて非常に効率的な運動となっている為に消費カロリーはかなり落ちています。

それでもウォーキングに比べれば消費カロリーは高いでしょう、

慣れると前後運動だけで永遠に回せる

これは実際にフラフープに挑戦をした人ならわかると思います。

フラフープは経験値が上がれば上がる程に「手抜き」ができる様になります。

より効率よく、より簡単に、より美しく。

youtubeでの解説動画でもそうなのですが、基本的に腰の前後運動だけで綺麗に回ります。

これでは本来の円運動とはかけ離れたものです。

フラフープは効率よく脂肪燃焼を図れる運動と紹介をされていますが、実は経験値が溜まれば溜まる程に消費カロリーが減少していく困ったアイテムでもあるのです。

重量級のフラフープは折れる。

当院では100g程度の児童フラフープから1㎏の重量級フラフープまで実験をしてみました。

サイズも65㎝~100㎝まで幅広く実験をしてみました。

結果としてわかった事は「軽い分なら何とでもなるが、1㎏級は自重で折れる」という事。

フラフープはパーツを組み合わせて円にするのですが、その繋ぎ目でポキリと折れます。とてもデリケートな商品です。

理想は600gあたり。

壊れる事無く運動効率をあげるなら600gあたりが妥当でしょう。

フラフープの重みが軽いボディブローの様に響いてきますが手を抜こうにもフラフープの重みがそれを中々許してくれません。

今のところ折れる気配もありませんのでこのタイプが当院としてはお勧めです。

600gを試したい方はお気軽にご相談下さい。

1.2㎏は折れてしまいましたので600gしか当院にはありません。。。

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