【最終更新日:2016/07/17】

解剖学17 【第四章:消化器系】 小腸/大腸

6.小腸

  • 胃に続く器官
  • 右下腹部で大腸へ移動する。
  • 十二指腸・回腸・空腸の三つから構成される。
  • 十二指腸は腹腔後壁に癒着する。
    • 移動性が乏しい
  • 回腸と空腸は間膜を持ち、移動性がある。

 

1.十二指腸

  • 胃、幽門に続く器官
  • 指を十二本並べた長さ
  • C字型に弯曲し、膵臓の頭部を囲む
  • 後腹壁に癒着(固定)
  • 中に膵管と総胆管の合流した管が開く

 

2.空腸と回腸

  • L2左側で空腸へ移行する
  • 空腸・回腸に明確な境界は無い。
  • 空腸は左上腹、回腸は右下腹部
  • 腸間膜を持ち、腹膜に覆われる。
  • 腹膜=腸間膜
  • 腸を覆う腹膜が合流して腸間膜となり、後腹壁へ。
    • 後腹壁で再び二分し腹膜を包む
      • 壁側腹膜へ。

 

3.小腸の組織構造と機能

1.粘膜

  • VAで強化
  • 栄養は毛細血管へ回収される
  • 脂肪等はリンパ管へ

 

2.粘膜固有層

  • リンパ小節が散在する
  • 小腸の粘膜上皮上

 

3.筋層

スルー

 

7.大腸

  • 小腸に続く消化管
  • 盲腸-結腸-直腸から構成される。

 

1.盲腸

 

2.結腸

上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸から構成される。

  • 上行結腸
    • 腹壁に埋まる:移動性は無い。
  • 横行結腸:肝臓から左へ始まる。
    • 腸間膜を持つ:移動性がある。
  • 下行結腸:脾臓から下へ始まる。
    • 腹壁に埋まる:移動性は無い。
  • S状結腸:左腸骨窩から仙骨へ向かう
    • 腸間膜を持つ。移動性がある。

 

3.直腸

  • 直腸は大腸の終わり
  • S状が仙骨前面に達すると直腸になる。
    • 鼻骨の前で90度屈曲。下降方向へ。
    • 開口部を肛門という

 

4.大腸組織の構造と機能

1.粘膜

  • 大腸には腸絨毛が無い。
  • 腸腺は粘液分泌が主で消化液の分泌は無い。
  • 大腸での消化は無く、水分の吸収がメイン

 

2.筋層

  • 大腸の筋層は内外二層
  • S状には食後、12h~15hで到着
    • 胃から小腸が約6時間。
      • 小腸から大腸も約6時間
  • 24h~72hで排出
    • 3日の断食で完全に空になる。
  • 胃に物が入ると、大腸が物を一気に排出しようと大蠕動を起こす。
    • 胃大腸反射

 

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