【最終更新日:2016/08/23】

解剖学62 【第10章:運動器系】 5.下肢:下肢の神経

5.下肢の神経

  • 腰仙骨神経幹で連絡している二つの神経叢
    • 1.腰神経叢
    • 2.仙骨神経叢

1.腰神経叢:T12-L4

  • 腰神経叢の主な分布エリア
    • 下腹部
    • 鼠径部
    • 陰茎
    • 大腿前面
    • 下腿内側の皮膚感覚
  • ①上位:側腹を巡り下腹~鼠径に分布する。
  • ②下位:大腰筋とともに降り、大腿三角~閉鎖孔を通って大腿に出る。
1.腸骨下腹神経(T12-L1)
  • 下腹を支配
2.腸骨鼠径靭帯(L1)
3.陰部大腿神経(L1-2)
4.外側大腿皮神経(L2-3)
5.大腿神経(L2-4)
  • 腰神経叢で最大の神経
6.閉鎖神経(L2-4)
  • 内転筋群の支配
  • 外閉鎖筋などの支配
  • 大腰筋から骨盤腔へ降りる→大腿内側へ

2.仙骨神経叢(L4-S4)

  • 大坐骨孔を通り分布するエリア
    • 臀部
    • 大腿後面
    • 下腿
    • 会陰部
1.上殿神経(L4-5)
  • 梨状筋上孔を通って寛骨後面に達し小殿筋と中臀筋、大腿筋膜張筋へ。
  • 股関節のマニプレで重要な個所
2.下殿神経(L5-S2)
  • 梨状筋下孔から寛骨後面に出て出る
  • 大殿筋に根を出す
  • 股関節のマニプレで重要な個所
3.後大腿皮神経(S1-3)
  • 梨状筋下孔を通り、大殿筋の深層に出る
  • 坐骨神経と共に下行し、坐骨結節と大転子の中間で大殿へ。大腿後面を下行する。
4.坐骨神経(L4-S3)
  • L4-S3由来の人体最大の神経
  • 坐骨神経を構成する神経
    • 1.総腓骨神経(L4-S2)
    • 2.脛骨神経(L4-S3)
  • 梨状筋下孔を出たのち、坐骨結節と大転子の中間付近にて大腿後面に達する。
  • 腋窩の上方で総腓骨神経と脛骨神経が分かれ下方へ下腿と足へ分布
ⅰ)総腓骨神経
  • 脛骨神経の外側にある
  • 大腿二頭筋に枝を与えつつ下行
  • 膝窩上方で脛骨神経と分離
  • 腓骨頭から外→内へと回り込み表へ出る。
    • 1.深腓骨神経に移行
    • 2.浅腓骨神経に移行
  • 足背部、伸筋を支配。
ⅱ)脛骨神経
  • 総腓骨神経の内側に位置
  • 半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋の長頭を支配する。
  • 膝窩上方で分離し、そのまま腋窩を下行する。
  • 下腿三頭筋、膝窩筋、足底筋を支配する。
    • 内側腓腹皮神経を出す
      • 後に腓腹神経へ移行
  • 膝裏~足裏を支配する。
※坐骨神経痛
  • 坐骨神経痛の代表的な圧痛点
    • 坐骨結節と大転子を結ぶ中間点
    • 膝窩
    • 腓骨頭
    • 神経が伸展されると痛みが強くなる。
    • 総腓骨神経は損傷を受けやすい。
      • 下垂足になるケースもある。
      • 正座の痺れは総腓骨神経の浅層の圧迫が原因とされる。

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