画像引用：http://urx.blue/Eubr
逆ぶら下がり：牽引療法
背骨を伸ばして内臓も引き上げる事で腰痛を改善！
余りこれを自宅に持っている人は少ないと思いますが、治療院では目にする事が多いと思います。
普通のぶら下がり器だと手がとても疲れてしまうのですが、これなら手が辛くなる心配もありません。
逆に足が少し疲れますけど。
逆ぶら下がり器の働き
逆ぶら下がり器の働きはとても腰痛改善には効果的です。
- 内臓を引き上げる効果
- 背骨を牽引する効果
- 両手を上げる事で健康骨をはがす効果
- 腕の重みで更に牽引効果に弾みをつける
やはりこの逆ぶら下がりの特徴は「内臓が引き上げられる」という点に尽きると思います。
多くの人は腹筋の力が抜けており、内臓はズルズルと下垂状態にあります。
その為重心点が前方・下方に下がり気味で、そのズレた重心が原因で慢性腰痛に悩む人も多いです。
この逆ぶら下がり器はその「下垂した内臓」を引き上げる効果があります。
腹筋台がある方はそれで代用しても良いかもしれませんね。
逆ぶら下がり器の効果
逆ぶら下がり器を継続的に利用した場合に期待できる効果は以下の通りです。
- 慢性化した腰痛の改善(背骨の牽引)
- 身体が軽く感じる(重心位置の調整)
- 腕が軽くなる(肩甲骨はがし)
- 肩こりの改善(肩甲骨はがし)
- 首痛の改善(肩甲骨はがし)
ただし、毎日とはいかなくても２～３日に1回の利用をする前提での効果です。
流石に1回したら全ての効果が大きく感じられた、という事はありません。
人間の身体は少しずつ少しずつ新しい刺激に順応していきます。
逆ぶら下がり器の使い方
１．設置場所を確保する
逆ぶら下がり器は思った以上に大きく、スペースを取ります。
ですので、自宅に置く場合は必ず事前に置き場所を確保しておきましょう。
家族会議必須のサイズです。
２．自分でセットする
画像引用：http://urx.blue/Eud5
逆ぶら下がり器は実は一人でできる機械です。
上記写真のように自分でセットアップをしましょう。
足をしっかり固定するのが特に重要です。ここが緩いとぶら下がる時に「するり」と抜けてしまいます。
３．逆ぶら下がり開始
画像引用：http://urx.blue/Eud5
後は上の写真のように自分でぐるりーと逆ぶら下がりを作ってください。
手の角度で逆ぶら下がりの角度も調整が可能です。
慣れないうちは「頭に血が上る」感覚でパニックになるかもしれませんので、最初は浅い角度で、慣れるに従って角度を取っていきましょう。
逆ぶら下がりに関する質問について
ここでは逆ぶら下がりに関して寄せられる質問に答えていきます。
Q：傾斜角度はどのくらいあればいいのか
A：30度もあれば十分です
逆ぶら下がり器はMAXで地面に垂直まで角度を深く取れます。
ですが、そこまでする必要はありません。臨床上では30度もあれば十分な効果が確保できることがわかっています。
余り角度を深くし過ぎると、頭に血が上ってフラフラしてしまうので逆効果です。
大切なのは角度ではなく「内臓を引き上げる事」と「背骨を重力から解放して伸ばす事」だと覚えておきましょう。
Q：両手は伸ばしたままで良い？
A：できればお腹に手を置きましょう
逆ぶら下がり器は角度の固定が可能です。ですので操作に余裕が出てきたら角度を30度程度に固定して、右か左の腹部に手を当ててください。
そうする事で手を置いた部分の内臓が活発に引き上がります。
外か少し刺激を与える事で、脳がその部位を強く意識する訳ですね。
右と左に同時に置くよりも、最初は右。次に左。といった様に別々で行う方が効果が高いです。
Q：ぶら下がっている間は何をしたら良いの？
A：長息呼吸をしましょう
逆ぶら下がりをしている間、基本的には長息呼吸を心がけましょう。
- 背骨が牽引されている
- 内臓が引き上げられている
- 長息呼吸で腹圧が整えられている
この状態は背骨周辺の背筋が一気に緩んでいきます。長息呼吸法が抜けていれば効果はそれ程発揮されません。
それは何故か？となるとやはり「副交感神経の刺激」がそれだけ緩むという事には大切なのでしょう。
逆ぶら下がり器では私の腰痛ダメだった！という場合はご相談下さい。
逆ぶら下がり器ではどうにも慢性化した腰痛が解決しない。そんな場合はお気軽に当院をご活用ください。
慢性腰痛の改善と併せて、腰痛とサヨナラをする為の小さな生活の変化をご提案します。
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