【最終更新日:2017/08/24】

【水泳】:腰骨を重力と体重から解放しよう

水泳:運動療法

重力から解放されて気軽に全身運動を!腰痛改善には水泳は効果的!

水泳は見た目以上に運動負荷の高い有酸素運動です。

全身運動ともいわれますが、正確には有酸素運動という言い方が正しいでしょう。

マラソンやダンスと同じ系統の運動でありながら、重力の影響を受けないという特徴があるので背骨に負担が掛かりません。

腰痛持ちにとってはこれは大変嬉しいメリットです。

水泳の働きについて

水泳が身体にもたらす働きについてですが、以下の通りとなります。

  • 常に水圧が掛かるので軽い加圧状態になる。
  • 浮力によって重力から解放される為、背骨の負担が激減する。
  • 運動中も水によって身体が適度に冷やされる
  • どの泳法もバランス良く身体の筋肉を使う
  • 心肺への運動負荷が高い
  • 歩くだけでも十分な腰痛改善が期待できる

ご覧の通り、水泳がもたらすメリットは非常に多いです。

腰痛改善はもちろん、全身への血流促進、筋肉への刺激、心肺への負荷など、人間性能を底上げする運動としては申し分ありません。

唯一のネックは「プールのある環境」まで出掛ける必要性があるという事です。

それ以外は欠点の無い腰痛対策と言えるでしょう。

水泳のもたらす効果について

水泳が身体にもたらす効果について紹介します。

  • 腰が軽くなる:背骨が重力・自重圧から解放される
  • 全身がホカホカする:運動効果、血流の促進効果
  • 身体が軽い:筋肉に刺激が通り、神経系が活発化する ※運動直後は筋疲労で重だるい
  • 睡眠の質が向上する:しっかり身体を使う事で入眠・覚醒リズムが調整される

基本的に水泳は「優れた運動療法」なので筋肉・神経系統への良刺激として活躍します。

運動中はしっかり交感神経が働き、水泳後にゆっくり休むことで副交感神経がしっかり刺激され、結果的に自律神経が整い、入眠・覚醒のリズムも安定化、食欲増進、血流改善など、人間の1日の生体リズムが整います。

頑張るだけでは効果が薄い事を知ろう

頑張り屋が多い日本で多いのは「運動だけして休まない」というパターンです。

交感神経を刺激した場合、必ず副交感神経もしっかり刺激してあげてください。その方法は「ゆっくりと休む」という事です。

交感神経優位に働いている身体をそのままにすると、結局は常に緊張しっぱなしになる為に健康効果は余り期待できません。腰痛改善なんてそれこそ無理です。

腰痛の原因の多くは交感神経優位の状態で筋肉が緊張しているケースが多いです。

ですので、必ず交感神経を刺激した後は副交感神経を刺激する事で自律神経のシーソーをバランス良く調整しましょう。

人間の難しいところは「副交感神経」だけを刺激しても駄目だという事です。

どちらか片側ではなく、左右両方に対して適度な刺激を与える事。それがニュートラルに針を戻す唯一の方法なのです。

水泳の方法について

水泳の取り組み方を説明する必要があるとは思えないのですが、一応書いておきます。

1.プールを探す

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2.水着・海パンを履く

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3.泳ぐ・歩く・踊る

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腰痛改善としての水泳は「平泳ぎ」は余りお勧めしません。

腰を反る動きがあるからです。

腰痛改善を狙った水泳の場合は「ビート版キック」か「軽いクロール」を中心にしましょう。

背泳でも構いませんが、ユラユラ泳ぐならビート版がベストです。
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腰痛改善に最も良い水泳は「水中歩行」です。

単純に陸上歩行の上位互換運動だと考えてください。

  • 腰の負担が減少する
  • 水圧で適度な加圧状態
  • 水の抵抗が運動負荷を更に高める
  • 水が運動中の身体を冷やしてくれる

これは「妊婦さんの腰痛対策」としても非常に効果的です。

お腹の赤ちゃんが水の浮力で支えられるので腰が一気に解放されます。

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歩かなくてもこの様に水にプカプカ浮かぶだけでも腰痛改善が期待できますよ!

水の力は実に偉大です。

水泳に関する質問への答え

ここでは水泳に関して寄せられる質問に答えていきます。

Q:水泳は毎日した方が良いのか?

A:良いですが、週1~2回が負担にならないペースと思います。

水泳はウォーキングと同じで毎日した方が健康効果、腰痛改善効果は期待できます。

ですが、プールの場所まで出掛ける手間がありますので、毎日通うのは負担となりかねません。

腰痛改善に大切なのは「日常習慣化」してしまう事です。

あくまで「日常生活の一部」として溶け込ませる為にも負担にならない週1~2回程度が良いでしょう。

Q:冷え性が水泳をしたら逆効果では無いか?

A:とても効果的ですから安心してください。

水の中で泳ぐから身体が冷えるのではないか?冷え性には逆効果ではないのか?

そういった質問を頂きますが、大丈夫です。むしろ水泳は冷え性に効果的な運動療法です。

冷え性という現象は基本的に「血流障害」が起こっているから起こる現象です。

水泳は非常に優れた運動療法ですので、足先から手先までかなり広範囲の細かい筋肉を使う事ができます。

また心肺機能への負担も見た目以上に大きい運動ですので、全身の血流促進にはもってこいの運動なのです。

冷え性の改善は「血流改善・血流促進」が基本ですので、水泳との相性は非常に良いと言えるでしょう。

水の中で冷える事を心配される方も多いですが、しっかり泳ぐ・歩く事でしっかり発熱しますのでご安心下さい。

Q:水泳は本当に全身運動なのか?

A:全身運動ですが、全ての筋肉を使う訳ではありません。

水泳は全身運動である。これはもう暗黙の了解となっていると思います。

確かに水泳は上半身の筋肉をしっかり使い、下半身の筋肉もしっかり使います。

ですので、普通の運動に比べると圧倒的に全身運動に近いでしょう。

ですが「全身の全ての筋肉を使う訳ではない」という点だけは忘れないでください。

「全身運動だからこれだけしてたらOK」という認識の方も多く、当院に来院される腰痛持ちの選手は「偏った筋肉」をしているケースが非常に多いです。

全身運動でも使わない筋肉はあります。

その「使わない筋肉」をしっかり把握して、そこは自分で鍛える、使う事を心がけてください。

勿論、わからない場合は当院での指導も可能です。

水泳では私の腰痛ダメだった!という場合はご相談下さい。

水泳ではどうにも慢性化した腰痛が解決しない。そんな場合はお気軽に当院をご活用ください。

慢性腰痛の改善と併せて、腰痛とサヨナラをする為の小さな生活の変化をご提案します。

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