【最終更新日:2017/08/24】

【腰を冷やして痛みを軽減】:院長は余りお勧めしないけど鉄板の鎮痛(炎症抑制)対応

痛みを取るなら冷やすのが一番

昔からの鉄板療法です。炎症が激しい時は患部を冷やす。

患部を冷やすと確かに痛みは改善されますし、動きもある程度つきます。ですが炎症反応を抑えるのが良いのか悪いのかが難しいところです。

当院ではその時の状況によって使い分けるべきだと考えています。

急ぎの場合は冷やして鎮痛を最優先にする

何かしなくてはいけない用事がある。その予定は後にはずらせない。

こんな時にギックリ腰を起こした場合には冷やす行為は効果的だと思います。鎮痛が優先項目となるからです。

炎症が抑えられた筋肉はある程度動かせるようになります。ですので急場をしのぐ分には効果的だと言えるでしょう。

急ぎではないなら冷やすのは避けよう

今日何かをしないといけない。そんな状況では無いのなら冷やすのは控えた方が良いでしょう。

炎症反応とは身体が回復しようとする自己治癒力の典型的な反応です。回復させるべき損傷個所に炎症(発熱)を起こし、体中から回復に必要な栄養素や成分を集めている最中です。

感染症防止の為に免疫系統の成分も集まってきます。

筋肉が使えなくなるのも身体を動かさないで治癒に集中したいからです。

そんな状況に「冷やす」という真逆の作用を持ち込むのは余りに不自然ではないか。

当院はどうしてもその考えが残ってしまいます。どう考えても自然な形での働きかけでは無いのです。

鎮痛を最優先にした結果ならわかるのですが、治癒を促す取り組みだとはとても思えません。

医学書等には「炎症が引くのが早い」という記載が目立ちますが「治癒して炎症が引いた」のか「無理やり引かせただけ」なのかは現時点では不明です。

個人的には後者な気がしています。

ですので当院としては時間に余裕がある場合は「炎症を見守る」方向での提案をしています。

炎症をどう捉えるか、目的は何かで大きく選択が変わる

結局「冷やす」が良いか悪いかはわかりません。

選択する側の事情によって大きく変わるからです。

  • 鎮痛を最優先にするなら冷やすべき
  • 自然治癒を促進させるなら見守るべき

どちらもそれぞれの立ち位置から考えると正解なんですね。なので「自分は何を目的としているのか」という点がとにかく重要になります。

ただ闇雲に「冷やせばいい」という訳ではない事だけは覚えておいてください。

1つだけ確実なのは「炎症反応」は人間のホメオスタシスにおいてとても重要な役割を持っている生理反応です。決して早めに取り除くべきものではありません。

理由があるから起こり、必要が無くなれば勝手に収まります。

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