【最終更新日:2017/08/24】

【身体が一番喜ぶ方法】:ギックリ腰は休むのが一番

ギックリ腰には迷わず安静。それが身体が求めている「最高の療養」だと知ろう。

ギックリ腰の身体は難しい事を求めていない

ギックリ腰を起こしている身体は大きな声で叫んでいます。

ええから休ませてくれ!

それ以外の何も叫んでいません。ただひたすらに「休ませてー」と叫んでいるだけです。

ですのでなるべく身体の声に耳を傾けてあげてください。

身体は一休みをしたがっています。ただそれだけなんです。

ギックリ腰は限界突破した腰の成れの果て

ギックリ腰は踏ん張って踏ん張って耐え抜いた腰が辿り着いた「腰痛の終着駅」です。

ここから先は「ヘルニア・狭窄症本線」へと連絡しています。今が正に腰のターニングポイントです。

ここで無理をした院長は「20代でヘルニア」という名前の駅に辿り着きました。未だに「あそこで引き返せたのにな」と思う事があります。

ギックリ腰は身体が発している最大級のメッセージです。メガホン片手に叫んでいるようなものです。

これ以上は本当にマズイよーーー!ここで引き返そうやーー!

この身体の声と向き合ってください。今ならまだ引き返せますから。

身体が求めているのは「安静」にすること

ギックリ腰を起こしている身体が求めているのは「安静」だけです。

何も引き籠ろうとしている訳ではありません。ただ少し疲れたから一休みさせて欲しいと言っているだけです。

ですのでこれも何かのタイミングだなと割り切って「安静」を取って下さい。大半のギックリ腰はそれで普通に治ります。

安静療法の目安は2~3日。

人間の身体は不思議なもので、3日間のジンクスを持っています。

感染症も3日間で免疫ができます。筋肉も72時間で超回復が行われます。ギックリ腰もやっぱり3日間で劇的に回復します。

ですので3日間は自宅でゆっくり横になっていてください。ポイントは天井を見ながらのんびりする事です。

デジタル機器からも距離をおいて下さい。あれは刺激が強いので脳が休まりません。

回復の度合いは3日目で劇的に回復する事が多い。

ギックリ腰の回復曲線はかなり個性的です。1日目、2日目と少しずつ回復して3日目で突然急速に回復します。

1日目、2日目の目安から予想していた回復度合いを遥かに超える急回復をします。初めて経験する人は驚くはずです。

ですがそれはTVもスマホも携帯電話も脇に置いて安静にした結果のご褒美です。しっかり副交感神経を優位にした事で自然治癒力が効率よく働いた結果と言えるでしょう。

ギックリ腰を起こした時くらい、身体を労わってあげましょう

交通事故や誰かに突き飛ばされたという場合を除いてギックリ腰は自分で引き寄せたというケースが多いです。

身体に無理をさせてきた結果、身体が遂に限界を超えた。ギックリ腰のメカニズムはとてもシンプルです。

  • クシャミ
  • 振り向いた瞬間
  • 自転車から降りた瞬間
  • イスから立ち上がろうとした瞬間
  • 布団から起き上がろうとした瞬間
  • 洗面台で朝シャンをしていた瞬間
  • お風呂場で湯船から起きようとした瞬間
  • お風呂場で椅子から立ち上がろうとした瞬間

これらは「小さなきっかけ」に過ぎませんが、その前の段階で既に腰はギリギリの状態まで負担を溜め込んでいたという事なのです。

腰はこんな小さなきっかけで決壊する状態だった訳です。だからこし労わってあげてください。

頑張りぬいた腰は「安静」を求めていますので「安静」をプレゼントしてあげてください。

もっと安静を身近なものに!

私達の生活は「安静」は病気を治す為に取り組むものという認識があります。

そうではなくて「安静」とは疲れた身体を休める為のものです。風邪でなくてもギックリ腰でなくても取り組んで良いものです。

というより定期的に取り組むべきものです。

安静に対する認識がどんどん変わってきているのもギックリ腰が増えてきている一因な気がします。

ギックリ腰が何とかならない場合はお気軽にご相談を

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