- 全身の骨格は「体幹」「体肢」とに分けられる。
- 体幹の骨格は頭蓋・脊柱・胸部
- 体肢は上肢と下肢に分かれる。
1.脊柱
1.脊柱の構成
- 32~34の椎骨からなる支柱骨格
- C,T,L,S,Oからなる。
- 成人ではSは癒合して1個の仙骨となる。
1.脊柱の機能
- 支持骨格
- 脊髄を収める、脊柱管を持つ
- 保護骨格の役割
- 椎骨は筋の中継点となる。
2.椎骨の基本形体
- 円柱の椎体とアーチ状の椎弓
- 椎体と椎弓に挟まれた空間を「椎孔」という。
3.椎骨の連結
- 上下の椎骨は下記3要素で連結されている。
- ①椎間円板
- ②椎間関節
- ③靭帯
1.椎間円板
- 椎体と椎体を軟骨結合させる。
- 脊椎の長さの25%は椎間円板によるもの。
- 椎間円板の中には繊維輪が、中心部にはゼリー状の髄核が収まっている。
- 髄核の80%は水分で流動性を持つ。
- 髄核が圧力の分配を行う。
- 水枕の様な仕組み。
- 椎間円板は「椎間板」と呼ばれる事が多い。
2.椎間関節
- 下記二つの関節突起から成り立つ
- 上位の下関節突起
- 下位の上関節突起
3.靭帯による連結
- 椎体の前後面には「前・後縦靭帯」が付着する。
- 椎弓の間には黄色靭帯が付着。
- 黄色靭帯は弾力性に富む
- 棘上・棘間靭帯も。
4.脊柱管
- 椎骨がかさなり、椎孔も連なる
5.椎間孔
- 下記二つの切痕が向かい合う
- 上位の下椎切痕
- 下位の上椎切痕
- 椎間円板と椎間関節の間に椎間孔をなす。
- 脊髄神経の通り道
2.各部の椎骨
1.C1~7
- 中位のCは棘が二股に分かれる。
- 項靭帯の付着部位
- 肋骨は退化し、横突起に吸収される。
- 棘は椎体の水平後方に出る。
- 横突孔は椎骨動脈の通り道
- 関節面は水平に近い平面となる。
- 脊柱で最も可動性が高い。
- C1,C2,C7は特徴的な椎骨
1.C1:環椎
- 椎体を欠く
- リング状の椎骨
- 棘突起を持たない
- P変位の確認はほぼ不可能
- 歯突起のストッパーがある為
- P変位の確認はほぼ不可能
2.C2:軸椎
- 歯突起がある。
- 本来はC1の椎体となるべき部分。
- 項部の筋が集中するので体表からも蝕知できる。
【備考】
- 環椎後頭関節:楕円関節
- 環軸関節
- 正中
- 外側
2.胸椎:T1-12
- 胸部を作る
- 肋骨は上位の椎体まで付着する
- 2本の椎体にかかる
- TはC,Lに比べて可動性が低く、安定する。
- 主に回旋の動き。
3.腰椎:L1-5
- 上半身の全体重を支える為に椎体は太く大きい。
- 椎間円板も厚い。
- 肋骨が退化し、横突起に癒合。肋骨突起となる。
- 肋骨突起は小さく脆いのでCPには使えない。
- 椎間関節の可動は胸椎より大きい。
- 屈伸方向の運動性が高い。
- 棘間の隙間は「腰椎穿刺」で活用される。
4.仙骨:S1-5
- 骨盤部の脊柱
- 思春期までは軟骨結合
- 成人で癒合、1個の仙骨になる。
- 逆三角形の骨
- 脊柱が支えてきた体重を寛骨に受け渡す部位から細くなる。
- 椎骨の太さは「体重を支える」為のもの。
- 腰椎の太さもそう。
- 頚椎は可動性優先で安定性を犠牲にしている
- 仙骨上面⇒逆三角形の底辺なので「仙骨底」という。
- 「仙骨底」の前側を「岬角」という。
- 下端の尖った部位を「仙骨尖」という。
- 仙骨角
- 尾骨手前の隆起
- 殿筋の奥に触診可能
- 仙骨神経は
- 前:仙骨孔から4対が出る。
- 後:仙骨孔から4対が出る。
- 仙骨外側面は腸骨と関節する耳状面(L字型)
5.尾骨
3.脊柱の湾曲
- C:前弯
- T:後弯
- L:前弯
- S:後弯
- ゆるいS字カーブ
- 一字弯曲:コ゚の字になる。
- 二次弯曲:S字になる。
- TとSに一次弯曲が残る形。
【備考】
- 前弯は後に背筋が発達するので運動性が高い。
- 後弯は「胸郭」「骨盤」等の内臓の保護骨格ができるので運動性は悪い。安定性は高い。

